アメリカに進出
2025-06-10 15:01:15

阪急阪神不動産、アメリカ初の物流不動産開発に参画

阪急阪神不動産、アメリカ初の物流不動産開発参入



阪急阪神不動産株式会社は、アメリカでの物流不動産開発に初めて乗り出すことを発表しました。このプロジェクトは、同社の100%子会社であるHankyu Hanshin Properties USA LLC(略称:HHPUSA)を通じて実施されます。具体的には、アトランタ都市圏内で、Trammell Crow Companyやシービーアールイー株式会社などと協力して物流不動産開発を行います。

この事業には、HHPUSAに加え、京阪神ビルディング株式会社、日鉄興和不動産株式会社の2社も出資しているのが特徴です。アトランタ地域は、人口とGDP成長率の両方で全米平均を上回る成長が続いており、自動車産業をはじめとした多様な経済基盤を持つ重要なマーケットです。

特にアトランタは、世界で最多の発着回数を誇るハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港を有し、交通インフラも整っています。これにより、全米第4位の物流市場が形成されているため、同地域での物流不動産の需要は非常に高いと見なされています。プロジェクトのロケーションは、アトランタ市中心部から北東約70kmに位置し、主要な高速道路へのアクセスも良好です。

プロジェクトの概要



このプロジェクトは、「Buford Creek Business Center」と名付けられ、3228 Whidby Road, Buford GAに位置します。敷地面積は約233,500平方メートル、延床面積は約63,800平方メートルを予定しており、2026年に竣工する見込みです。この立地は、通販や生活消費財の保管及び配送センターとして非常に適しているため、事業運営が期待されています。

阪急阪神不動産は、2022年にHHPUSAを設立し、現在までにアメリカで5プロジェクトの賃貸住宅事業を進めています。今後もアメリカにおける不動産事業をさらに拡大していく方針です。アメリカ市場は、日本とは異なる独自の特性を持つため、現地市場のニーズに応じたサービス展開が求められます。

参画企業の概要



Hankyu Hanshin Properties USA LLC


  • - 資本構成:阪急阪神不動産株式会社 100%
  • - 設立日: 2022年4月5日
  • - 主な業務内容: アメリカの不動産事業全般

Trammell Crow Company


  • - 資本構成: CBRE, Inc 100%
  • - 設立日: 1948年
  • - 主な業務内容: 多様な不動産開発包括で、オフィスビル、物流施設などを手掛けています。

シービーアールイー株式会社


  • - 設立日: 1970年2月21日
  • - 主要業務: 法人向け不動産サービスの展開

この新しい試みを通じて、阪急阪神不動産は国際的な不動産市場での競争力を高め、持続可能な成長を目指していきます。このプロジェクトが地域に与える影響や今後の展開についても非常に注目されています。


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会社情報

会社名
阪急阪神不動産株式会社
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