フィリピン投資フォーラム
2023-08-18 10:00:03
フィリピンの魅力を伝えるAboitizの投資フォーラム開催
フィリピンの魅力を伝えるAboitizの投資フォーラム開催
フィリピンの大手財閥であるAboitizが、東京で日本企業に向けた投資フォーラムを開催しました。このイベントでは、日系企業がフィリピンを戦略的なビジネス拠点として選ぶ理由が強調されました。特に、フィリピン経済特区庁(PEZA)やフィリピン貿易投資センターが参加し、同国が投資に適した国であることをアピールしました。
日本企業の投資に対するフィリピンのアプローチ
PEZAの長官であるテレソ・O・パンガ氏は、日本との歴史的な投資関係について言及し、日本企業がフィリピンに多くの資本を注いできたことを語っています。彼によると、日本はフィリピンにとって最大かつ長期にわたる投資パートナーであり、その理由は多様な要素に起因するとのことです。英語を話せる熟練した労働力やビジネスに好意的な環境、安価で高品質なサービス、優れたインフラといったビジネス機会が揃っています。
Aboitizの工業団地と入居企業の実態
Aboitiz InfraCapitalが運営する工業団地には、日本企業を含む多くの企業が入居し、その成功を収めています。AIC産業団地のラファエル・フェルナンデス・デ・メサ氏は、自社の工業団地がどのように自動車部品から食品・飲料まで、さまざまな業界の企業を誘致しているかを説明しました。現在、AICには207社が入居しており、そのうち74社は日本企業です。ここには、ヤマハやエプソンなど、名だたる企業が揃っています。
インフラ開発と将来の展望
さらに、Aboitiz InfraCapitalは、西部セブ工業団地の開発を通じて、フィリピンにおける造船業の重要な拠点を築いています。この工業団地は「フィリピンの造船の首都」とも称され、地域における経済成長を促進しています。
フィリピンの急速な経済成長に伴い、AICの工業団地は多くの企業に新たなビジネスチャンスを提供しています。主要な交通網やインフラに近いため、企業の運営がスムーズに行える点が魅力とされています。
持続可能な発展への取り組み
さらに、Aboitiz InfraCapitalは持続可能でスマートな工業団地の開発を進めており、環境にも配慮した取り組みが進められています。彼らのCEOであるコセット・カニラオ氏は、インフラの需要に対し、全面的なサポートを提供することを目指していると述べています。
最後に
今回の投資フォーラムは、日本とフィリピンの関係を深める重要な機会となりました。Aboitizは、様々な経済特区でのインセンティブを通じて外国からの投資を一層促進させ、持続可能な経済成長に寄与しています。今後もフィリピン市場での成功を目指す日本企業にとって、Aboitizの存在が重要な役割を果たすことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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Aboitiz InfraCapital, Inc.
- 住所
- 20th Floor, NAC Tower, 32nd Street, Bonifacio Global City, Taguig City, 1634 Philippines
- 電話番号
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