震災伝承シンポジウムin福島
2023-02-01 12:08:23
福島で初開催!東日本大震災伝承シンポジウムが開催されました
福島で初開催!東日本大震災の教訓を未来へつなぐシンポジウム
2023年2月18日、福島県双葉郡富岡町にて、公益社団法人3.11メモリアルネットワーク主催の「第5回東日本大震災伝承シンポジウムin富岡」が開催されました。本シンポジウムは、東日本大震災の経験と教訓を未来世代に継承することを目的としており、今回初めて福島県で開催された点が大きな注目を集めました。
未来への継承:震災の記憶を語り継ぐ
これまでのシンポジウムでは、岩手県釜石市など被災地で開催され、多くの貴重な意見交換が行われてきました。特に前回シンポジウムでは「未来へ」をテーマに、若い世代による伝承活動の重要性が議論されました。今回のシンポジウムでは、その議論を踏まえ「福島から考える 伝承の未来」をテーマに、福島県における現状と課題、そして次世代への継承方法について、参加者全員で深く考えました。
シンポジウムの内容:多様な視点からの議論
シンポジウムは、午前13時から午後17時まで開催され、現地参加者とオンライン視聴者合わせて多数の人が参加しました。プログラムは大きく3部構成で、第一部は福島県における伝承人材育成の取り組みについての話題提供、第二部は学校や地域における伝承担い手の育成、そして次世代への継承方法をテーマとしたパネルディスカッション、そして第三部はそれらの議論を踏まえた総括という流れでした。
多様な登壇者:専門家から若者まで幅広い意見
登壇者には、3.11メモリアルネットワークの関係者や、福島県庁職員、学校関係者、NPO団体代表、大学生など、多様な立場の人々が参加しました。それぞれの立場からの経験や意見が共有され、活発な議論が交わされました。特に、震災を経験した若者たちの生の声は、参加者たちに大きな感銘を与えました。
震災を知らない世代への伝承:課題と取り組み
シンポジウムでは、震災を知らない世代が増えているという現状と、その世代への効果的な伝承方法が重要な議題となりました。語り部や防災減災活動の継続に加え、若い世代が安心して語り合える場づくり、そして次世代への継承方法について、具体的な方策が模索されました。
未来への展望:災害に強い社会の実現に向けて
シンポジウムを通して、災害によって命が失われない社会、そして被災から再生できる社会の実現に向けて、地域、立場、世代を超えた連携の重要性が改めて確認されました。参加者たちは、震災の記憶を未来へつなぎ、より安全で安心な社会を築くため、それぞれの立場で活動を継続していくことを誓い合いました。
まとめ
今回のシンポジウムは、東日本大震災の教訓を未来世代に継承するという重要な使命を担う、大変意義深いイベントでした。福島県での開催は、震災からの復興と未来への展望を示す象徴的な出来事となりました。3.11メモリアルネットワークの今後の活動にも期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
- 住所
- 宮城県石巻市門脇町五丁目1番1号
- 電話番号
-
0225-98-3691