埼玉で新登場！「ToILET清掃検定」の授与式に注目

新たな清掃資格「ToILET清掃検定」とは

埼玉県さいたま市に拠点を置く一般社団法人日常清掃協会が、2024年9月24日に初めて一般向けトイレ清掃の検定「ToILET清掃検定」を設立します。この検定は主に、トイレ清掃を学びたい学生や一般の方々を対象にしており、業界外の人々にもアクセス可能な内容となっています。

授与式の様子とその背景

この新たな検定のスタートに先駆け、2023年8月29日には埼玉県立川口工業高校にて同校の掃除部がテストを受験しました。そして9月4日には、合格者11名に対する認定バッジの授与式が行われました。このイベントでは、日常清掃協会の鈴木範之代表理事が、生徒たちにバッジを手渡しする振り返りの瞬間がありました。

授与式において鈴木代表は、数名の掃除部の生徒たちの「就活に役立つ掃除の資格が欲しい」という要望が、今回の検定設立のきっかけになったことを説明しました。これに応じて、「トイレキーパー」という既存の資格の内容をアレンジし、「ToILET清掃検定」が誕生したのです。

検定の内容と受験方法

「ToILET清掃検定」は、家庭で受験できる形式を採用しており、受験料は年内申し込みに限り924円（税別）に設定されています。また、合格者には金色を基調とした認定バッチが授与され、制服やスーツにマッチするデザインとなっています。これは、就職活動や入学試験の際に自分をアピールするための大きなサポートとなるでしょう。

検定を受験するにあたっては、以下の手順を踏みます：
1. 協会のウェブサイトからオンラインテキスト「ToILET清掃検定」を無料でダウンロード。
2. メールで受験希望を申し込み。
3. 協会から送られるペーパーテストと請求書に基づき、解答を提出。

80点以上の得点を取得した方には、認定バッジが送付される仕組みです。2025年以降の受験料は2500円（税別）に変更されるため、早めの申し込みをお勧めします。

テキストの特長

今回の検定に利用するテキストは、トイレ清掃のノウハウを分かりやすく解説しています。清掃手法は、整頓→清掃→清潔の三段階方式で構成され、画像やイラストを使用しながら、親しみやすい内容に仕上げられています。

さらに、「衛生的に仕上げる」ことも重視されており、単なる掃除だけでなく、より専門的な知識を提供することを目的としています。これにより、受験者はより高いスキルを身に付けることができ、自信を持って清掃作業を行えるようになります。

日常清掃協会の役割

日常清掃協会は、清掃に関する知識の普及活動を行っている団体で、資格試験やオンライン講座、教材販売などを通じて清掃業界の向上を図っています。今回の検定設立は、彼らの活動の一環として位置づけられています。協会のウェブサイトでは、他にも清掃現場で役立つ情報や注意喚起ポスターなどが公開されており、清掃業界における知識の普及に力を入れています。

新しい資格が登場することで、清掃業界がより注目され、これからの若者たちが自信を持って実施できるようになることを期待しています。