人とロボットの未来
2020-11-17 10:00:06

人とロボットが共に働く未来を目指す、協働ロボットFoodlyの導入事例

人とロボットが共に働く未来を拓く



近年、日本の中食産業は様々な課題に直面しています。少子高齢化による人手不足や、COVID-19によって労働者が減少する中で、生産性の向上や衛生管理が重要なテーマとなっています。これらの課題を解決するため、アールティは協働ロボット「Foodly」を開発しました。Foodlyは、ライン上で人と並んで作業することができ、現場の生産性向上に大きく寄与することが期待されています。

Foodlyの開発と特長



Foodlyは小柄な成人サイズの双腕人型ロボットで、ディープラーニング技術を駆使したAIを搭載しています。このロボットは、ばら積みされた食材を自動的に認識・ピッキングして、お弁当やトレイへの盛り付けを1台で行います。これにより、従来は人手に頼らざるを得なかった盛り付け工程が効率化され、稼働率の向上が期待できるのです。

また、Foodlyは人と同じラインで安全に作業できるため、ソーシャルディスタンスを保ちながら作業を行うことも可能です。特別な照明や建設工事を必要とせず、工場の運営を大幅に妨げることなく、スムーズな導入が実現できます。

食品業界におけるロボットとの協働



Foodlyの導入によって、現場のスタッフにとっての新たな働き方が広がります。操作方法を熟知した人材を派遣する「ハイブリッド派遣システム」は、ロボットの導入をさらにスムーズにし、現場での戸惑いを最小限に抑えることが期待されています。このシステムとFoodlyを組み合わせることで、中食業界におけるロボット導入の新しい可能性が探られています。

現在、Foodlyの実証実験や導入試験が進行中で、様々な条件下での運用が検討されています。特に盛り付け工程では、約10種類の食材に対応可能で、毎時700〜800食の盛り付けが実現可能です。この結果は、将来的に食品加工業界の生産性向上に寄与することが期待されています。

衛生管理と未来への展望



Foodlyの導入によって、異物混入やウイルスの持ち込みといった問題も軽減されます。ロボットに人の作業を置き換えることで、衛生管理がさらに強化され、食品安全に寄与することができます。「人とロボットがともに働く未来」を実現するために、アールティは引き続き技術の進化を追求し、人間に寄り添うロボットの開発に取り組んでいきます。

アールティのビジョン



「Life with Robot」をコンセプトに掲げるアールティは、AIとロボティクスの最前線での技術開発に取り組み、教育・サービスロボット分野での人材育成から、製品の開発、受託開発まで、幅広い領域で活動しています。今後も各業界におけるロボット技術の普及を進め、人とロボットの協働による新しい働き方を創出していきます。

会社情報

会社名
株式会社アールティ
住所
東京都千代田区外神田3-9-2末広ビル3F
電話番号
03-6666-2566

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