兵庫県多可町が誇る豊かな食文化と自然
兵庫県多可町は、その美しい自然と豊富な食資源で知られています。この町は、兵庫県の中央部に位置し、古くから「酒米山田錦」や「杉原紙」の発祥の地として名を馳せています。近年では「敬老の日」の発祥地としても知られ、地域活性化に取り組む姿勢が注目を集めています。
多可町商工会(会長:數原宏幸)は、5年前からこの地域の食資源を近畿地方に広めることを目指し、大阪で開催されている「FOOD STYLE Kansai」に出展してきました。これからは、さらに広い舞台である東京にその食の魅力を届けるため、2025年9月25日・26日に東京ビッグサイトでの「FOOD STYLE JAPAN 2025」に初出展することが決まりました。多可町からは、5つの企業が自慢の食材を持ち寄り、全国の皆さんにその魅力を伝えます。
自然の恵みが育む多可町の特産品
多可町の恵まれた水資源と自然環境は、ここで育つ農産物に大きな影響を与えています。特に注目すべきは「播州百日どり」という地域の特産品です。この鳥は、のびのびとした環境の中で健康に育てられ、品質の高い食材として評価されています。以下では、出展する企業が提供する特産品を一つずつご紹介します。
播州地卵
株式会社加美鳥が提供する播州地卵は、平飼いで育った鶏が生んだ有精卵です。この卵の特徴は、餌にこだわることで黄身が濃厚で、白身には臭みがないことです。そのため、多様な料理に活用できます。
茶穀米
合同会社いっときが手がける茶穀米は、美味しい緑茶、コシヒカリ玄米、厳選した国産穀物をブレンドした新しい健康食品です。「食べるお茶」をテーマにしたこの商品は、特にミドル世代のお客様に親しまれており、食べることで元気を届けることを目指しています。
米粉のバウムクーヘン
株式会社食彩Smile Labo Natureが提供するバウムクーヘンは、酒米の王様とも称される山田錦を使用しています。米粉の優しい味わいが特徴です。また、再生した古民家を活用した店内は、地域の素材を大切にしたスイーツを楽しむことができます。
レモンケーキ
The Bramble NookとBORAGEが共同で作ったtrape'zeレモンケーキは、国産レモンを使用し、ふんわりしっとりとした味わいが特徴です。特にトラペーズ型で焼き上げられたこのケーキは、見た目にも楽しさを与えてくれます。
介護食・離乳食向けのおかゆ
農園若づるは、アルファ化米粉を用いたミキサー状のおかゆを提供しています。水分を加えるだけで手軽に食べられるこの商品は、介護食や離乳食に最適。オーガニックの山田錦100%を使用しており、安心して食べられることが魅力です。
全国へ届く多可町の味
多可町の豊かな自然から生まれる食材は、地域の活性化活動の一環として広がりを見せています。「FOOD STYLE JAPAN 2025」への出展を機に、もっと多くの人々に多可町の魅力を伝えていくことでしょう。地元の食材を通じて、安全で美味しい食を多くの人々に届けるその挑戦は、今始まったばかりです。これからも多可町の素晴らしい食文化に注目していきたいと思います。