国土交通省が全国直轄国道の交通データAPIを公開開始

国土交通省が全国の直轄国道の交通量データAPIを公開



国土交通省は、道路に関するデータのオープン化を促進するため、新たに全国の直轄国道における交通量データを取得することが可能なAPIを公開しました。この取り組みは、xROAD(クロスロード)というプロジェクトの一環として進められています。

xROADとは?


xROADは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて道路の調査や維持管理をより効率的に行うためのシステムです。今回のAPI公開は、このプロジェクトの重要なステップであり、データ活用による施策の効果を高めることを目指しています。

1. 公開されるデータの概要


本APIでは、全国約2,600ヶ所で機械観測された直轄国道の方向別交通量データが提供されます。利用者は、常設のトラフィックカウンターやAI機能を搭載したトラフィックカウンターによって収集された交通量データを取得できます。
  • - データの種類: 5分間値と1時間値
  • - 5分間値: 現在時刻の約20分前から過去1ヶ月分のデータ
  • - 1時間値: 現在時刻の約20分前から過去3ヶ月分のデータ

データは、観測から概ね20分後以降に順次取得可能になっているため、リアルタイムの情報を基にした迅速な分析が可能です。

2. データの利用方法


交通量データは、ウェブ上でAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)を通じて提供されます。ユーザーは、交通量データと観測地点の位置情報を組み合わせて利用することができます。APIの利用は無料ですが、事前に利用規約に同意する必要があります。

利用案内


今回のAPI公開の意義


このAPIの導入により、交通データの利用範囲が広がり、様々な分野でのサービスやシステム開発が促進されることが期待されます。特に、交通量のリアルタイム分析を通じて、交通渋滞の緩和や安全対策の向上など、行政や企業にとって重要な情報源となることでしょう。

国土交通省は、今後もデータのオープン化を進め、より効率的な道路管理の実現を目指していくとのことで、この取り組みから新たなサービスの創出が期待されています。

APIの詳細な利用方法や規約については、公式サイトでの確認が求められます。国土交通省の公式発表を通じて、具体的な活用方法を学び、各自の目的に応じた情報収集を行いましょう。

関連リンク

サードペディア百科事典: 国土交通省 API 交通データ

Wiki3: 国土交通省 API 交通データ

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。