クオンタムソリューションズ、ETH投資を強化し日本のリーディングカンパニーへ
クオンタムソリューションズ株式会社(証券コード:2338)は、2025年10月3日に自社の完全子会社であるGPT Pals Studio Limitedが約197ETHを新規に取得したことを発表しました。この取得により、総ETH保有量は約323ETHに達し、取得原価は約135万米ドルとなっています。これにより、クオンタムソリューションズは日本における実質的なETH保有量が最も多い上場企業となりました。
戦略的意義
今回の投資は、クオンタムソリューションズが日本のWeb3金融エコシステムにおいて確固たる地位を築くための重要な一歩です。同社は長年にわたって「デジタル資産リザーブ戦略」を推進しており、法令遵守やリスク管理を重視した健全なアプローチを取っています。このような姿勢は、同社の信頼性を高め、競争力を強化しています。
ETHは分散型金融(DeFi)やステーブルコイン、そして将来のWeb3アプリケーションにとって重要な基盤資産であり、クオンタムソリューションズの中核戦略において非常に重要な位置を占めています。同社はさらに、国際的な著名機関投資家との資金調達や戦略提携を通じて、必要な資本とリソースを確保しました。
また、CoinGeckoが発表する「Ethereum Treasuries」ランキングにおいて、クオンタムソリューションズはETHを保有する上場企業および政府主体の中で世界第13位に位置付けられています。これにより、同社の国際的な認知度が高まり、日本市場でのリーダーシップが一層強化されると考えられます。
クオンタムソリューションズの代表取締役社長であるFrancis B. Zhou氏は、「当社はETHをデジタル資産戦略の中心に据えることを揺るぎない方針としています。今回の取得は財務戦略にとどまらず、将来のWeb3金融インフラを支える重要な取り組みです」と述べています。
今後の展望
同社は、AIや次世代データセンター(AIDC)、Web3アプリケーションに関連する主要事業とのシナジーを強化し、デジタル資産を基盤とした持続可能で信頼性の高い金融インフラの構築に全力を注ぎます。
市場動向を注視しながら、ETHを中核とするリザーブ戦略を推進し、株主価値の最大化と社会的価値の創出を目指します。同社の新たな取り組みが、これからのデジタル金融市場にどのような影響をもたらすのか、今後の動向に注目が集まります。
会社概要
クオンタムソリューションズ株式会社は、AI技術の統合開発、次世代データセンターインフラ(AIDC)、Web3アプリケーション、IPコンテンツ技術に焦点を当てた上場企業です。企業の理念である「資産裏付け型テクノロジー」を基に、アジア太平洋地域における資本とテクノロジーの架け橋となることを目指しています。