生成AIの力で開発を加速する「秒速MVP」正式登場
株式会社エクサテック(所在地:岩手県盛岡市)は、生成AIを活用した新たな開発サービス「秒速MVP」を正式に発表しました。このサービスは、バックエンド、フロントエンド、インフラまでのすべてを自動生成し、テストとデプロイも自動化することで、開発の効率を飛躍的に高めることを目指しています。特に新規プロダクトの開発を検討している企業にとって、検証スピードの向上が期待できる内容となっています。
「秒速MVP」の特徴
本サービスは、MVP(最小限の製品)開発パッケージを100万円(税込110万円)で提供し、最短4週間での開発を可能にします。これにより、従来の開発リードタイムの課題を解決することを目的としています。具体的には、以下のような問題に対する解決策を提供します。
- - 開発リードタイムの短縮: 初期要件定義からPoC(Proof of Concept)完了までの平均が3ヶ月を超えることが多く、企業の成長スピードに対して開発ペースが追いつかないケースが多発していました。
- - エンジニアの採用難: 特にバックエンドエンジニアの獲得に苦労している企業が多く、適切な人材を確保すること自体が難しい状況です。
- - ノーコードの限界: ノーコード開発は、一見手軽に見えるものの、将来的な拡張やインテグレーションを考慮すると、結局はフルリライトを余儀なくされることが多いという課題があります。
これらの課題に対抗するため、エクサテックは2024年より「要件を文章で書くだけでテスト可能なコードを生成する」という独自のワークフローである「vibe coding」の研究に着手しています。この手法では、社内外の13案件において平均開発期間を60%短縮し、開発コストを50%削減する実績を上げました。これらの成果を基に、ユーザーが求める機能をAIが即座に実装する形で「秒速MVP」を商品化しました。
サービスの流れ
「秒速MVP」の開発フローは以下の通りです。
1.
プロンプト設計: シニアプロジェクトマネージャーがビジネス要件を整理し、要件を日本語または英語で記述します。このステップには0.5週間が必要です。
2.
コード生成: LLM(大規模言語モデル)がAPI、UI、IaC(Infrastructure as Code)を生成します。ここではテックリードが構造やセキュリティを確認し、2週間で進められます。
3.
CI/CD自動実行: GitHub Actionsを使い、ビルド、テスト、デプロイを自動化します。DevOpsが脆弱性診断を行い、0.5週間で実施します。
4.
QA & リファクタ: LLMの静的解析と手動レビューを行い、QAチームによる受入テストを0.5週間で完了させます。
5.
納品 & ナレッジ移管: ソースや手順書を納品し、運用に関する講習を行います。これも0.5週間で実施されます。
最終的に、成果物としてソースコード一式、テストスクリプト、API仕様書などを納品します。また、必要に応じて追加開発も受け付けています。
会社概要
エクサテックは、2022年に設立された企業で、主に生成AIを活用したコーディング支援やDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティングを行っています。代表の大西洋平太氏のリーダーシップの下、革新的な技術開発に取り組んでいます。
会社情報
新たな技術革新を通じて、企業の成長をサポートする「秒速MVP」。今後の展開が楽しみです。