FastLabel、みずほ銀行から資金調達
FastLabel株式会社は、みずほ銀行からのデットファイナンスにより2億円の資金調達を実施したことを発表しました。この資金は、同社が提供するAI開発支援サービスの拡充に用いられる予定です。
デットファイナンスの詳細
当社が今回実施したデットファイナンスの概要は以下の通りです。
- - 金融機関:株式会社みずほ銀行
- - 借入金額:2億円
この資金調達が実現した背景には、当社が展開するデータセントリックAIの開発支援における需要の急増があります。データを高精度で集め、アノテーションを行い、モデル開発からMLOpsまでを手掛けるFastLabelは、AI開発の基盤となる高品質なデータを供給することに特化しています。
需要の高まりと将来展望
FastLabelのCEO、鈴木健史氏は、今回の資金調達により市場のニーズに柔軟に対応するためのリソース確保を進めたい考えを示しています。これにより、AI開発におけるブラックボックス化や高コスト構造といった課題を解決し、業界の革新を加速させる狙いがあります。
株式会社みずほ銀行の井上克己部長は、FastLabelの将来性を高く評価し、AIインフラの創造を期待するコメントを寄せました。AI開発においては、90%の工数が教師データ作成に費やされるという現実があり、FastLabelはその課題に真正面から挑み続けているのです。
FastLabelのサービス内容
FastLabelは、AI開発に必要なあらゆるプロセスを支援するトータルソリューションを提供しています。具体的なサービス内容は以下の通りです。
- - データセット提供:権利クリアな高品質のデータを収集し、提供しています。見込まれる新しいデータを撮影することにも対応しています。
- - アノテーション代行:非構造化データに対するアノテーションを行い、独自の品質管理によって高品質な成果物を提供します。必要に応じて、特定のドメイン知識にも対応しています。
- - モデル開発支援:モデルの学習や評価に当たって、条件を考慮しながら支援を行い、評価結果を通じて精度を向上させています。
- - FastLabel Data Factory:データ収集から管理、アノテーション、モデル開発まで、ワンストップで提供するSaaSを展開し、DataOpsの構築を実現します。
当社のサービスは、多様な業界において多くのリーディング企業への支援実績があります。これまでの経験を活かし、高品質なデータ作成やAI開発におけるノウハウをもとに、今後も多くの顧客へ価値を提供し続けます。
会社概要
FastLabel株式会社は、データセントリックAI開発を支援するプロフェッショナルサービスと製品を提供する企業であり、2020年に設立されました。ブランドの強みを活かし、今後とも革新的なAI開発を支援するため、技術力の向上と市場ニーズへの柔軟な対応を追求していきます。
- - 社名:FastLabel株式会社
- - 代表者:代表取締役CEO 鈴木健史
- - 事業内容:Data-centric AI開発を支援するプロフェッショナルサービスとプロダクトの提供
- - 本社所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル24階
- - URL:FastLabel