障害者雇用を巡る新たな取り組み
近年、企業においてダイバーシティ経営が進む中、障害者雇用の分野でも新たな動きが見られています。その先頭に立つのが、中小企業家同友会です。この団体は、人間を尊重する経営を掲げ、障害者雇用の重要性を強調してきました。特に、2年ごとに開催される障害者問題全国交流会は、障害者雇用の現状や課題を共有しながら、より良い企業づくりを目指す重要な場となっています。
第21回障害者問題全国交流会の開催
このたび、埼玉の中小企業家同友会が設営を担当し、第21回障害者問題全国交流会が実施されることが決まりました。多くの経営者が参加登録を行い、全国47都道府県から700名を超える参加が見込まれています。この数字は、障害者雇用に対する企業の意識の高さを物語っています。
大会のテーマ
今回の交流会では、「人を生かす経営の実践で共生社会の実現を!」をテーマに掲げ、まずは1日目に分科会を通じて様々な報告やグループ討論が行われます。7つの分科会では、各々の視点から障害者雇用に関する問題を掘り下げ、実践的な解決策を模索する予定です。
2日目には全体会が設けられ、特別講演としてノートルダム清心女子大学教授の杉山博昭氏による「渋沢栄一に学ぶ福祉の未来」が行われます。この講演は、歴史を振り返りつつ、未来志向の福祉の在り方を考える貴重な機会となるでしょう。
後援の意義
この全国交流会は、埼玉労働局や埼玉県、埼玉県教育局、さいたま市などが後援しており、地域全体で障害者雇用の促進に向けた取り組みを支援しています。これらの後援によって、より一層、参加者が真剣に経営の在り方を考えるきっかけとなることが期待されています。
参加者に向けた呼びかけ
経営者の方々には、ぜひこの交流会に参加していただき、未来に向けた前向きな議論を行ってほしいと思います。障害者を含む多様な人材が活躍できる社会は、多くの企業にとっても利益をもたらすでしょう。この機会を通じて、私たち一人一人が共生社会の実現に向けて何ができるかを考えていければと思います。
お問い合わせ
詳細についてのお問い合わせは、埼玉中小企業家同友会の事務局(清水・高頭)まで。電話は048-747-5550、メールは
[email protected]で受け付けています。55系統の関心が寄せられる中、是非この交流会を通じて知識や意見を共有しましょう。