株式会社SEMエージェンシーは、中国のIT人材大手企業Versal Chinaへの戦略的出資を発表し、新たに日本法人である株式会社Versal Japanを設立することとなりました。この提携により、慢性的なIT人材不足が深刻化する日本市場での課題解決に向けた取り組みを強化していきます。
経済産業省による調査では、2030年には日本国内で最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。特に若年層の減少が影響しており、その対策が急務となっています。この背景を受けて、 SEMエージェンシーはVersal Chinaの豊富なIT人材ネットワークを活用し、日本企業の人材不足問題に取り組むことを決定しました。Versal Chinaは2007年に設立され、テクノロジー系の人材派遣や紹介を主な業務とし、これまでに約1,000社と取引実績を持つ企業です。
日本語が話せる登録者が2万人以上いるため、日本の企業が求めるスキルを持ったIT人材をスムーズに提供できることが期待されています。
The company has also obtained the necessary licenses for the employment introductions and started its operations in earnest. In addition, they are set to launch a specialized web service called "Global Tech Carry," aimed at matching high-skilled IT personnel from both domestic and international markets. This new platform is expected to provide businesses facing staffing shortages with access to a diverse range of global IT talent. The service is anticipated to launch around November 2024.
現在、Versal Japanでは、人工知能、生成AI、ブロックチェーン技術、バイオテクノロジー、VR/AR、IoTなど、最先端の技術に特化した人材のマッチングを行う予定です。これにより、デジタル技術の進展に伴い急増する専門職の需要に応える体制を整えていきます。
さらに、同社は人材紹介業以外にもSES(システムエンジニアリングサービス)や他の人材紹介事業会社とも提携し、幅広い分野で採用課題の解決を目指しています。
株式会社SEMエージェンシーは、GoogleおよびYahoo!の正規広告代理店として、金融業界を中心に多岐にわたる業種に対するインターネット広告サービスを提供しており、そのノウハウを活かして人材事業へも進出することになります。
今後は、両社の強みを活かしながら、日本のIT業界における採用課題の解決に向けた具体的なアプローチを展開していくことが期待されています。