三好市の新しい交流施設『真鍋屋MINDE』がオープン
2023年6月1日に徳島県三好市に新たな交流拠点『真鍋屋』(愛称:MINDE)がオープンしました。この施設は、築100年以上の歴史を持つ古民家を改装したもので、地域に根付いた活動の中心となることを目指しています。
古民家の魅力を活かした交流の場
地域の商家であった「真鍋家」から無償で提供されたこの古民家は、木造2階建てで約728平方メートルの敷地を有し、大きな松や井戸がある中庭が特徴です。母屋や蔵などが美しい景色を提供しつつ、さまざまな機能を持つ交流スペースとしてリノベーションされています。
特にこの施設は、移住希望者や市民同士、さらには観光客も気軽に交流できる場所として設計されており、地域の活性化に寄与することを目的としています。
地域の歴史を踏まえた新たな拠点
四国の中央部に位置する三好市は、過去に交通の要所として多くの人々が行き交い、豊かな文化が育まれてきました。特に「阿波池田」は、人が集まる拠点として知られ、観光地としても注目されています。新しい交流施設の開設は、この地域にとって重要なステップであり、地域の魅力を再発見する機会を提供します。
ふたつの機能を持つ新しい協働の試み
『真鍋屋MINDE』は、以下の三つの機能を持つ交流施設として位置付けられています。
1.
コンシェルジュ機能:移住希望者向けに住まいや仕事の情報を提供する窓口。移住に関するさまざまなニーズに対応します。
2.
インキュベーション機能:スタートアップ支援として、短期滞在の住宅やレンタルオフィスを提供し、地域でのビジネス立ち上げをサポート。
3.
交流協働機能:多世代の交流を促進するスペース。飲食スペースを併設し、地域の食材を活かしたプロモーションやイベントの開催も行います。
利用できる施設とサービス
さまざまなスペースが設けられており、利用者のニーズに合わせた様々な活動が可能です。
- - UIターン支援窓口:移住希望者のための支援窓口。
- - お試しオフィス:スタートアップ企業向けの職場環境を提供。
- - みんなのデスク:仕事や学習ができるコワーキングスペース。
- - カフェレストラン:地域の食材を使用した健康的な料理を楽しめる食事処。
- - 夜の交流スペース:お酒を楽しむこともできる日本酒酒場。地域の人々が集い、交流できる空間として機能します。
地域を愛するシンボルとして
『真鍋屋』という名称は、地元の商家「真鍋家」から付けられました。この施設は単なる交流場所を超え、地域のつながりを深めるためのシンボルとして機能します。また、愛称「MINDE」は、地域の方言で「寄ってみて、来てみて、してみて」という前向きな意味が込められており、この場所を訪れるすべての人々への歓迎の意を表しています。
三好市池田町は自然に恵まれた山間の町であり、この新しい拠点は未来に向けて地域をより活気づける要素となるでしょう。この施設を通じて、三好市の魅力を一緒に再発見し、地域の活性化に取り組みましょう!