介護現場の生産性向上を支える新しい窓口、山口県に開設

介護現場の生産性向上に向けた新しい拠点

2023年、山口県に介護分野の生産性を高めるための「山口県介護生産性向上総合相談センター」が設立されました。これは、多くの介護事業所が抱える「人手不足」や「過重労働」の問題に立ち向かう一環として、株式会社TRAPEが事業アドバイザーとして協力するものです。

介護生産性向上総合相談センターの目的

介護の現場では、思うようにクリエイティブな仕事ができない状況が続いています。そこで、このセンターは、テクノロジーを活用した効率的な運営方法や、サービスの質を向上させるためのマネジメントを提供することに焦点を当てています。最終的には、利用者満足度の向上を目指し、全国に広がる「生産性向上の取組」を地域に根差した形で展開する支えとなることでしょう。

株式会社TRAPEが提供する多様なサポート

TRAPEが提供する「Sociwell（ソシウェル）」というサービスは、介護事業所の生産性向上を促進するための伴走支援を行います。具体的には、以下のような多様なメニューが用意されています：

1. 相談受付 - 専門家によるコンサルティング
2. 介護ロボット・ICT機器の展示 - 実際に試してみる機会を提供
3. 研修会の実施 - 生産性向上のための研修を行う
4. 情報の収集と提供 - 必要な情報を集約して提供する
5. ネットワークの構築 - 介護事業所間の交流を促進

これにより、各事業所の個別のニーズに応じた支援を実現しています。

セミナーやイベントの開催

センターでは、今後も生産性向上に向けたセミナーや展示会が予定されています。例えば、介護テクノロジーをテーマにした展示会が開催予定で、過去最大規模の63社が参加します。こちらは、介護業界における最新の技術やアプローチを知り、実際に体験するまたとない機会と言えるでしょう。

展示会情報

- 日時: 令和7年8月6日（水）13:00-16:30、8月7日（木）10:00-16:00
- 場所: KDDI維新ホール

山口県の介護業界における未来

高森昌彦支部長は、「県内の介護事業所におけるリーダー養成や業務環境改善を通じて、職員の定着や資質向上に寄与したい」との意気込みを語っています。TRAPEとの協力により、働きやすく魅力ある職場づくりを推進し、利用者にとっても満足度の高いサービス提供を実現していく計画です。

今後の情報は、山口県介護生産性向上総合相談センターの公式ページを通じて発信されますので、定期的にチェックしてみてください。介護業界の新たな取り組みが、地域に新しい風を吹き込むことを期待します。