クイーンズランド州が新たな魅力を発信!
クイーンズランド州は、オーストラリア北東部に位置する多彩な自然と豊かな観光資源を誇る地域です。2024年は州の観光が新たな段階へ進化した年となり、多数のプロジェクトが進行しています。特に注目すべきは、州都ブリスベンでの大規模リゾート開発「クイーンズ・ワーフ」の段階的オープニングが、8月にスタートしたことです。このプロジェクトは、クイーンズランド州に新たな観光の拠点をもたらすことが期待されています。
また、2024年11月には、国民的アニメ「ブルーイ」の世界観を体験できるアトラクション「ブルーイ・ワールド」がオープン予定です。このような新たなコンテンツの追加は、訪問者にとって魅力的な選択肢を提供し、観光業界に活気を取り戻す一助となるでしょう。
日本国内でも、人気ドラマ「ブラックペアンシーズン2」のロケ地としてゴールドコーストが選ばれ、ドラマを通じて美しいビーチや自然の魅力を広く伝える機会が増えました。これにより、ゴールドコーストの観光資源が新たな注目を集めようとしています。
2024年の旅行業界は、円安や物価高、燃料費の上昇といった挑戦に直面していますが、驚くべきことに、日本からクイーンズランド州への渡航者数は2024年10月時点でコロナ前の77%まで回復しています。特に、ブリスベンは2019年比でほぼ同水準を維持し、ケアンズは89%の回復を果たしています。一方、ゴールドコーストはまだ少し回復途上ではあるものの、Booking.comが発表した「APACの家族連れに人気の目的地ランキング」では2位に選ばれ、多くの期待を寄せられています。
次なる2025年には、近年進めてきたインフラ開発プロジェクトが実を結ぶ予定です。オーストラリア初進出のラグジュアリーホテル「モンドリアン ゴールドコースト」や、「ザ・スターレジデンス タワー2」、「アンダーズ ゴールドコースト」の3つの宿泊施設が開業します。また、グレートバリアリーフの中心に位置するハミルトン島には、家族向けの新しいブティックホテル「ザ・サンデーズ」がオープン予定です。
さらに、自然保護の取り組みとして、クイーンズランド州政府観光局は、日本旅行業協会(JATA)及び地方の事業者と連携し、日本国内向けに「サンゴ保全を体験するSDGsプログラム」が3月5日(サンゴの日)に実施される予定です。このプログラムは、環境保全の重要性を伝えつつ、訪問者に新たな体験を提供するものとされています。
クイーンズランド州が提供する魅力は、多様な自然環境がもたらす「癒しの力」と豊富なアクティビティ、ここでしか体験できないユニークな文化です。巳年が象徴する「脱皮」と「成長」を胸に、2025年にはさらに多くの新しいコンテンツが発表される予定です。今後とも、クイーンズランド州の魅力を広く知らしめ、実際に訪れていただける取り組みを進めて参ります。そして旅行を通じて、感動と新しい発見を提供し続けることを目指しています。
クイーンズランド州について
オーストラリアの約1/4の面積を擁し、人口約550万人を抱えるクイーンズランド州は、観光地として非常に多様な魅力を持っています。ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、そして世界遺産のグレートバリアリーフなどが訪問者を惹きつける要素です。また、年間を通じて温暖な気候が魅力的で、日本との時差はわずか1時間と、アクセスの良さも大きな特長です。クイーンズランド州の詳細情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。