MSCI、新たに130本のプライベート市場インデックス発表
グローバルな投資コミュニティに向けた情報提供を行うMSCI Inc.が、プライベート市場向けの新しいインデックスを発表しました。MSCIプライベート・キャピタル・インデックスは、プライベート市場での透明性とイノベーションを高めることが目的であり、投資家に向けて質の高いデータとパフォーマンス測定の基準を提供します。
この新しいプライベート・キャピタル・インデックスは、$11兆を超える資本を持つ多様なプライベートキャピタルファンドから構成されています。具体的には、プライベートエクイティやプライベートクレジット、プライベート不動産、プライベートインフラストラクチャ、プライベート天然資源などが網羅されています。130本のインデックスにより、MSCIは既存の80以上の不動産ファンドインデックス及びプロパティインデックスを補完し、投資家がプライベート市場の全体像を把握しやすくなることを目指しています。
インデックスの意義
最近、プライベート市場への投資が注目されている中、投資家は正確で信頼性の高いデータを求めています。このインデックスを活用することで、投資家は自身のポートフォリオがどのようなリスクにさらされるかを詳細に把握し、戦略的な資産配分が可能になります。
特に機関投資家は、このインデックスを参考にすることで、自分たちのユニークな投資要件に応じた長期的な財務目標の達成に努めることができます。インデックスの透明性とデータ品質は、投資判断をサポートする重要な要素となるのです。
MSCIの取り組み
MSCIの意見を代弁するHenry Fernandez CEOは、「投資家はプライベート市場の複雑さを克服し、新たな投資機会を活用する手助けとなるツールを必要としている」と述べています。このインデックスは、効率的な投資判断を支えるための強力なツールとして位置づけられています。
また、MSCIは住宅投資の分野でも50年以上のリサーチ経験を持ち、詳細なパフォーマンスレポートや、アセットアロケーション分析、カスタムベンチマーキングソリューションなども提供しています。これにより、クライアントは効果的な投資戦略を展開できるでしょう。
MSCIの概要
MSCIは、グローバルな投資コミュニティに向けた意思決定支援ツールを提供するリーディングサービスプロバイダーです。長年の研究、データ、テクノロジーのノウハウを駆使して、リスクとリターンの関連要素を分析し、投資家の判断を向上させるためのサポートを行っています。更なる詳細については、公式サイト【www.msci.com】を参照ください。