新たな時代の口座開設をサポートするe-KYCサービス
株式会社ジャパンネット銀行と、株式会社三井住友フィナンシャルグループの子会社である株式会社ポラリファイが、画期的なe-KYC(電子的な本人確認手続き)サービス「Polarify e-KYC」の導入に向けた合意書を締結しました。これは、金融機関にとって重要な本人確認プロセスをデジタルで効率化し、顧客にとって便利な口座開設を実現するための重要なステップとなります。
Polarify e-KYCとは
「Polarify e-KYC」は、2018年に施行された犯罪収益移転防止法に基づく新しい本人確認手続きをサポートするサービスです。具体的には、運転免許証などの本人確認書類と、スマートフォンで撮影した顔写真を照合することで、本人確認を行います。これにより、利用者はより迅速かつ簡便に口座を開設できるようになります。
ジャパンネット銀行は、これまで口座開設時に転送不要郵便を用いていたため、手続きが完了するまでに数日から一週間程度の時間がかかっていました。しかし、「Polarify e-KYC」の導入により、口座申込当日に即座に口座を利用できるようにすることを目指しています。
ブラウザ版とアプリ版の選択肢
今回のサービスは、ブラウザ版とアプリ版の両方から利用可能です。ブラウザ版を用いることで、利用者は新たにアプリをダウンロードする必要がなく、よりスムーズに口座開設を行えます。また、事業者側にとっても、システム開発のコストを抑えることが可能です。これにより、業務の効率化と顧客満足度の向上を同時に実現することを目指しています。
さらに、ブラウザ版およびアプリ版は、利用者や事業者のニーズに合わせて申込画面やフローをカスタマイズできるため、離脱率の少ない口座開設プロセスが構築可能です。これにより、利便性が一段と向上することが期待されています。
両社の概要と今後の展望
ジャパンネット銀行の基本情報
- - 設立: 2000年9月19日
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿2-1-1
- - 代表取締役社長: 田鎖智人
- - 事業内容: 銀行業
- - 公式サイト: ジャパンネット銀行
ポラリファイの基本情報
- - 設立: 2017年5月1日
- - 所在地: 東京都港区西新橋1-18-12
- - 代表取締役社長: 和田友宏
- - 事業内容: 生体情報を用いた認証サービス
- - Polarify e-KYCサイト: ポラリファイ
今後、ジャパンネット銀行とポラリファイは、ユーザーのニーズに応じた利便性の高いサービスを提供することに力を入れていきます。デジタル化が進む中で、金融業界における革新がどのように発展していくのか、目が離せません。