安否確認システム進化
2025-08-05 13:26:17

ストラテジットとアドテクニカが業務提携、安否確認システムが進化へ

株式会社ストラテジットと株式会社アドテクニカが業務提携を結び、安否確認システム「安否コール」の機能強化を図ることが発表されました。この提携は、企業および自治体における災害対策に関する意識の高まりを受けたもので、特に安否確認の迅速な実施が求められる昨今の状況において、重要な一歩となります。

業務提携の背景


近年、災害が頻発する中で、企業や自治体が効果的に安否確認を行う必要性が増しています。従来の安否確認システムでは、独立した専用システムが主流であり、ビジネスチャットや人事管理システムとの連携が不足しているため、日常業務とのつながりやコスト面での課題がありました。この提携は、これらの課題解決に向けた取り組みの一環です。

ストラテジットの「JOINT iPaaS」は、データ連携の構築と運用をワンストップで提供し、企業が日常業務の中で安否確認システムを自然に利用できる環境を整えます。これにより、BCP(事業継続計画)対応と日常業務を無理なく統合することが可能となります。

提携の目的


今回の提携によって、ストラテジットのiPaaS技術が「安否コール」と統合され、安否確認機能が更に強化されます。これにより、企業は普段使っているツールを通じて安心して安否確認を行うことができ、災害時の対応にも迅速に対応できるようになります。

アドテクニカの下村聡社長は、この提携によって「安否コール」が日常業務により自然に組み込まれ、防災とDX(デジタルトランスフォーメーション)の接点となるインフラへと進化すると期待しています。

一方、ストラテジットの加藤史恵社長も、安否確認と日常業務を近づける取り組みに喜びを表し、今後のさらなる連携の深化によって大きな価値を提供する意向を示しています。

「安否コール」とは


「安否コール」は、2007年に防災先進県である静岡県で開発された安否確認システムです。これまでに、東日本大震災や令和6年の能登半島地震など、多くの緊急事態でその機能を発揮してきました。ユーザーに優しいインターフェースと高いセキュリティを特徴とし、現在では上場企業や病院など多様なユーザーから好評を得ています。普段からのコミュニケーションツールとしての活用も進んでいます。

「JOINT iPaaS」とアドテクニカ


「JOINT iPaaS」は、複雑なデータ連携を簡単に行えるツールで、企業がシステム間のデータを効率よく活用できるよう支援します。ノーコード・ローコードの技術を利用することで、特にITに詳しくない企業でも手軽に利用できる点が魅力です。

アドテクニカは、1982年に設立され、法人向けのデジタルコミュニケーションサービスを提供しています。同社は2,000社以上の法人に対してクラウドサービスを展開し、地域Dxの推進に尽力しています。今後も地域社会の安全を守る技術開発に注力するとしています。

まとめ


この提携による安否確認システム「安否コール」の進化は、企業にとって災害時の迅速な対応を可能にし、日常業務とも連携を強化することで、より安全で効率的なビジネス環境を実現します。ストラテジットとアドテクニカの連携は、今後ますます多くの企業での導入が期待され、業界の変革を促進することでしょう。企業の防災対策やBCPの進化に乞うご期待です。


画像1

会社情報

会社名
株式会社ストラテジット
住所
東京都港区芝5-31-17PMO田町7F
電話番号
03-6811-1431

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。