採用管理システム(ATS)利用実態調査2026の結果
株式会社ゼクウが実施した「採用管理システム(ATS)利用実態調査2026」によれば、参加した1,008名の新卒および中途採用を行う企業の人事・採用担当者の83.6%がATSを導入していることが明らかとなりました。しかし、完全自動化に至る企業はわずか22.8%にとどまり、手作業が残っている現状が浮き彫りになっています。
調査の目的と方法
本調査の主な目的は、ATSの利用実態、機能別の満足度、ならびに自動化率を検証し、企業の採用現場で残る課題を明らかにすることです。調査は2026年3月3日から5日の間、PRIZMAを用いたインターネット調査にて実施されました。対象者は新卒・中途採用を行う企業の人事・採用担当者および責任者です。
ATS導入状況
ATSの導入率は83.6%で、多くの企業で定着していることがわかりました。しかし、手作業が必要なプロセスがほぼ残っていることも示されています。応募から面接予約までのプロセスがほぼ完全に自動化されていると回答した企業は22.8%にすぎず、54.3%の企業が「半分程度は自動化されている」と応えました。これは自動化の進展が十分とは言えないことを意味します。
自動化の現状
初回面接案内の自動化に関しても、夜間や休日を含めた対応が34.5%でしか行われていません。これにより、初期対応やリマインド機能には改善の余地が残されています。このように、全体的に見て、ATSの利用は広がっているものの、実際の業務における自動化は依然として限定的です。
満足度と機能
調査結果をさらに掘り下げると、採用担当者が現在利用しているATSの機能に対する満足度は、媒体連携の範囲・精度が53.3%と最も高く、コストとのバランスや応募後の初動スピードも49.4%、48.4%と良好でした。しかし、未返信者への自動フォローに関しては43.6%と低く、今後の改善が必要です。
自動化率ランキング
ATSの自動化率を比較した結果、特に『RPM』を利用している企業が最も高い46.4%に達し、ATSを導入することによって業務効率が大きく向上する可能性が示されました。
まとめと今後の展望
ATSは既に多くの企業で導入されていますが、今後は単なる導入からどこまで自動化できるかが焦点となるでしょう。応募者対応の迅速化や追客機能の強化が求められ、採用担当者が本来の業務に注力できるような体制へと移行することが重要です。これらの施策が今後の採用の成功に大きく寄与するでしょう。
詳しい調査結果や関連データは、
株式会社ゼクウの公式サイトで確認できます。