株式会社エクセリがRPAで業務効率化
東京都墨田区を拠点とする株式会社エクセリは、無線機やトランシーバー、インカムの販売・レンタル事業を手掛ける企業です。この度、同社は業務の効率化を目指し、Robotic Process Automation(RPA)を導入し、わずか1年で44体のRPAロボットを開発しました。この取り組みは、自社内での内製化に成功し、業務フローの改善と自動化を実現しています。
RPA導入の背景
業務の定型化が進む中、エクセリでは属人化や業務遅延が懸念されるようになり、外部に依存せずに自走型の体制を築く必要性が高まりました。このことを契機に、同社は多国籍の人材を活用し、開発・運用にあたるチームを結成。モンゴル人やベトナム人を中心としたメンバーによって、迅速かつ柔軟にRPAの開発が進められました。
実績と成果
エクセリが4年間で44体のRPAロボットを構築したことで、データ処理や帳票出力、システム間の連携など、様々な業務の自動化が実現しました。その結果、業務時間の大幅削減やエラー率の改善、工数の削減が達成され、RPAは「無くてはならない」存在となっています。各チームには専任の担当者が配置され、現場レベルでの自律的な改善が促進されています。
RPAの特徴
1.
多国籍チームによる推進: モンゴル人・ベトナム人中心のチームがスピード感のあるプロジェクト進行を実現。
2.
専任体制の確立: 各チームごとにRPA専任担当を配置し、開発から運用まで一貫したサービスを提供。
3.
AIとRPAの融合: 定型業務だけでなく、AIによるデータ分析や自然言語処理を組み合わせ、非定型業務の自動化にも着手。
4.
ロボットを仲間として扱う文化: ロボットを単なるツールとしてではなく「仲間」として位置付け、チームメンバーとして活用しています。
社長のコメント
代表取締役の吉田統一氏は、「RPAなしでは当社の業務は成り立ちません。ロボットは現場の一員として成果を出し、更なるAIとの融合により、高度な業務の自動化を目指しています。」と語っています。
今後の展望
エクセリは、AIとの連携による高度な業務効率化を進めています。自然言語処理を用いた問い合わせ対応や、AIを活用したデータの予測・分析が実現すれば、業務効率化は新たなステージへと進化します。そのために品質保証や運用基盤を整備し、同時に多様な人材の育成にも力を入れていく予定です。これにより、組織の変革力を一層高めていく方針です。
会社概要
エクセリの取り組みは、今後の企業の業務効率化を大きく牽引するものとして、注目を集めることでしょう。