2023年度において、待望のデジタルの日DATA-EX賞の授賞者が発表されました。デジタル技術の進展が進む中、各地域での取り組みや技術の革新が、いかに社会の進化に寄与しているのか、今回の受賞者から多くの示唆を得ることができます。
データ社会活用アイデア大賞
最初に発表されたのは「データ社会活用アイデア大賞」。この部門では、地域の課題解決に貢献する新しいアイデアが求められました。その中で受賞を果たしたのは、宇都宮市が提案した『ヒヤリハットデータを活用した地域参加型交通安全対策事業』です。この取り組みは、交通安全に対する市民の意識を高めるとともに、データを活用してより安全な街づくりを目指しています。
さらに京都府が提案した『京都データ取引市場』も受賞しました。こちらは、地域のデータを集約し、取引を通じて地域の発展につなげるモデルを提案しています。
データ社会技術大賞
次に発表された「データ社会技術大賞」では、株式会社ウフルが awardedした『地域課題を自動運転車両で解決する、車両と住民をつなぐロケーションシステム』が受賞。このシステムは、地域課題をデジタル技術で解決し、住民とのインタラクションを深める革新的な取り組みです。
データ社会推進 功労者賞
「データ社会推進 功労者賞」では、福岡市と早矢仕晃章(東京大学)の名前が挙がりました。福岡市はデータ連携基盤を活用した『ふくおかサポート』の創出で地域の支援を強化しており、早矢仕氏は東京大学における研究によりデジタル社会の発展に寄与していることが評価されました。
データ社会研究奨励賞
また、Green x Digitalコンソーシアムの『見える化WG実証実験フェーズ2』が「データ社会研究奨励賞」を受賞しました。これは、環境問題とデジタル技術を結びつけた取り組みで、持続可能な社会の実現に向けた試みが評価されています。
データ社会芸術賞
最後に、「データ社会芸術賞」では、3Dサウンドデザイナーの瀬戸勝之氏が受賞しました。彼の技術、音源データ及び超音波データを使用した3Dサウンド制御技術は、音楽やアートの可能性を広げるものとして大きな価値を持っています。
表彰式の情報
授賞者の詳細や選定理由については、デジタル社会アライアンス(DSA)の公式ホームページでも確認できるので、ぜひ訪れてみてください。
表彰式の詳細
日時:2023年10月31日13時〜16時
会場:FLAT BASE イベントスペース
参加方法:会場参加または配信にて
事前の参加申し込みはDSAのサイトで無料で受け付けています。参加申込ページは
こちらから確認できます。地域のデジタル化への挑戦が今後どのように進化していくのか、とても楽しみです。