Chrono Locate™の実証実験
2026-04-01 17:32:35

次世代測位技術Chrono Locate™が建設現場での新たな可能性を開く

次世代測位技術「Chrono Locate™」が建設現場で実証実験を実施



建設業界における生産性向上を目指す中、次世代測位技術「Chrono Locate™」が注目を集めています。この技術は、大成建設株式会社とセイコーグループ株式会社が共同開発しました。特に、衛星測位システム(GNSS)が利用できない場所でも高精度に位置情報を把握できるという特長があります。

実証実験の概要


この実証実験は、東京都の首都高速道路の日本橋区間の地下化事業において行われました。GNSSが届かない施工環境での適用可能性を検証するため、建設現場に12カ所の基地局を設置し、移動可能な船舶を追尾する試験を実施しました。

高精度測位の実現


Chrono Locate™は、従来の衛星測位に代わる新たな測位手法です。複数の基準局と移動局が双方向に通信し、ナノ秒単位の精度で情報を伝達することで、センチメートル単位の位置情報を算出します。このシステムにより、実証実験では通船の動きをレーザ測量とほぼ同等の精度で追尾することに成功しました。

AR技術との連携


さらに、このシステムはAR(拡張現実)技術とも連携可能です。ドローンを利用した高精度測量や、3D設計図のAR表示により、施工現場の管理効率が格段に向上します。作業員の動線を把握することで安全管理も強化されます。

将来の展望


今後、大成建設はこの測位機能を自社の統合プラットフォーム「T-iDigital Field」に実装し、非GNSS環境下でも品質管理や安全管理を向上させる予定です。また、セイコーは物流倉庫や工場内での動線最適化や自動搬送ロボットの制御など、他の産業分野においてもこの技術を活用した展開を進めていく考えです。

建設業界の前進


国土交通省が掲げる「i-Construction」の理念に基づき、ICTやIoT機器の活用が進められる現代の建設業界。今回のChrono Locate™の実証実験は、その重要な一歩を示しています。GNSSに依存しない測位システムとして、これからの建設現場を革新していく可能性を秘めています。

実証実験の成功により、今後は施工の効率化や安全性の向上が期待され、建設業界全体の生産性に大きな影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
セイコーグループ株式会社
住所
東京都中央区銀座1丁目26-1 
電話番号
03-3563-2111

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