ホシザキが新たな時代の製氷機を提供
ホシザキ株式会社は、愛知県豊明市に本社を置く総合フードサービス機器メーカーとして、新しいキューブアイス製氷機を発表しました。この新しいラインナップには、日産製氷能力が20kgから115kgまでの全22機種が含まれており、モデルチェンジが行われることで自然冷媒に移行します。これにより、地球環境への配慮が一層強化されているのです。
自然冷媒による環境負荷の軽減
ホシザキは、代替フロンから自然冷媒への転換を積極的に進めており、業務用冷蔵庫に続いて製氷機でもこれを実施します。自然冷媒は元々自然界に存在する物質を使用しており、オゾン層破壊係数がゼロで、温暖化への影響も従来のフロンと比較して大幅に軽減されることが期待されます。この取り組みは、国際的な環境規制に応じて進められており、ホシザキは業界をリードする存在として評価されています。
衛生性とデザインの向上
新しいキューブアイス製氷機は、衛生管理やデザインにおいても大きく進化しています。製氷機内部の衛生環境を守るため、「保冷制御」が搭載され、特に気温が高い時に冷気を製氷室へ流し込む機能が追加されました。これにより、不純物の発生リスクを低減し、清潔で安心な氷を提供します。
また、デザインにおいても、前面の吸排気部が刷新され、厨房環境に溶け込むような洗練されたスタイルとなりました。これまでの黒いハンドルからグレーに変更され、スタイリッシュな仕上がりです。
操作性の向上とIoT対応
さらに、点検ランプやフィルターランプが新たに追加され、メンテナンスがしやすい設計になっています。フィルターも前面から簡単に脱着できるため、日常のケアもスムーズに行えるように配慮されています。
また、ホシザキは「ホシザキ コネクトWi-Fi」にも対応しており、機器の稼働状況や温度データをクラウドサーバーで管理することができます。これにより、遠隔地からも製氷機の状態を把握することができ、業務の効率アップに貢献します。
製品ラインナップと価格
新しいキューブアイス製氷機のラインナップは多岐にわたり、卓上タイプやアンダーカウンタータイプ、バーチカルタイプなど、さまざまな場所に対応しています。代表的な製品の一例として、卓上タイプのIM-20CPは20kgの製氷能力を持ち、標準価格46万5000円となっており、オフィスや学校などにも最適です。アンダーカウンタータイプのIM-25Pは25kgの能力があり、49万1000円で提供されます。
この新モデルは2025年4月に順次出荷が開始され、ホシザキの全国各地の販売会社を通じて入手可能です。新しいキューブアイス製氷機の導入により、飲食業界における衛生基準がさらに向上し、持続可能な未来に向けた一歩となることでしょう。ホシザキの取り組みは、環境への配慮を重視するすべてのビジネスにとって貴重な選択肢となります。