岩手発のスキンケアブランド1684 AZUMAMINEがエンジェル投資家参画で事業の新たな成長へ

岩手発のスキンケアブランドが新たな成長を遂げる

酒粕をアップサイクルしたスキンケアアイテムを展開する「1684 AZUMAMINE」を運営する株式会社1684が、エンジェル投資家の参画によって体制を強化し、事業成長の新たなフェーズに入ったことを発表しました。これは、岩手県紫波郡に本社を持ち、地域資源を活用することで日本酒文化の継承と産業の活性化を目指している企業にとって、大変重要な出来事です。

エンジェル投資家の力を借りた新しい展開

今回の参画により、商品開発や営業、PRなどの面で専門的な知見が集まり、事業の成長が加速することが期待されています。特に、投資家たちは、「酒粕という副産物に新たな光を当て、日本酒文化を日常に溶け込ませるライフスタイルの提案に挑戦する」という理念に共感し、伴走パートナーとして参画しています。

エンジェル投資家の一人である今成真之介氏は、「日本酒と蔵の次なる可能性を感じている」と述べ、酒蔵の伝統と品質に触れた経験から新ブランド「1684」のデジタルプロモーションを支援する意向を示しています。また、株式会社Honunnの笠原彩希氏は、「酒粕の価値を未来につなげる挑戦」に深く共感しており、デザインの観点からも1684の成長に寄与することを目指しています。

地域資源の再評価

1684 AZUMAMINEは、日本酒産業が抱える様々な課題、例えば酒米生産の不安定化や日本酒の国内消費量の減少、地域産業の担い手不足などに対し、「飲む文化」から「肌で嗜む文化」への価値拡張を図っています。この取り組みは、伝統文化と産業の活性化を両立させる新たなモデルとして注目されています。

そして、2025年にはグッドデザイン賞を受賞したこともあり、今後も地域資源を活かした新しいスキンケアブランドとしての方向性は確固たるものとなっています。

新たな評価と販売戦略

さらに、株式会社1684は経済産業省東北経産局の女性起業家支援事業「Giraffes Japan RED TOHOKU」においてファイナリストに選出され、2026年のビジネスプラン発表会への登壇も予定されています。また、東京都のイノベーション拠点「TIB SHOP」での販売実証テストや、GOOD DESIGN STORE TOKYOでの期間限定販売の延長が決定したことも報告されており、評価は多岐にわたっています。

これからの展望

今後も1684 AZUMAMINEは酒粕を起点とした日本酒文化の再発見と再構築のため、持続可能なビジネスモデルを追求し続ける意向です。今回のエンジェル投資家の参画は、その可能性を一層広げ、地域資源を最大限に活用する取り組みとして注目を集めることでしょう。

株式会社1684は、地域の魅力を活かしたスキンケアブランドを展開し、今後もさらなる成長に向けた新たなチャレンジを続けていきます。