スマートフォンサイトユーザビリティランキング2025の発表
トライベック株式会社が「スマートフォンサイトユーザビリティランキング2025<企業サイト編>」を発表し、J:COMが2年連続でトップの座を守りました。このランキングは、日本国内の150社から選ばれた50社を対象にしたもので、特にBtoC事業に関わる7業界の企業サイトが評価されました。ランキングは2024年8月下旬から11月上旬にかけて行われ、その結果が発表されました。
2024年のスマートフォンユーザビリティの重要性
現在、日本におけるスマートフォンの普及率は、10代から70代のすべての世代で90%を超えています。生活の中で情報を検索する主要な手段として、スマートフォンは欠かせない存在となっています。また、6月にはGoogleがPC用のクローラーを終了したことで、モバイル対応の重要性がより一層高まりました。このトレンドを受け、企業はスマートフォンからのサイト体験の向上に取り組む必要があります。
ユーザビリティランキングの結果
今年のランキングでは、平均スコアが81.42点となり、昨年の81.03点から微増しました。J:COMが1位を獲得し、続いてソフトバンクが2位、松井証券が19位から大きく躍進し3位に入るなど、情報通信業界が引き続き高い評価を得ています。また、4位にはUQコミュニケーションズ、5位は明治、6位は損保ジャパン、7位はホンダ、8位は三菱自動車、9位は三越伊勢丹ホールディングス、10位は日本ハムが入りました。
上位企業のサイト対策
スマートフォンサイトナビゲーションにおいて、J:COMは見やすいレイアウトと操作性を重視しました。具体的には、コンテンツの配置や画面下部に設けた追従メニューなどに工夫が施されており、改善点も考慮されています。また、情報量が多いページでも画像やイラストを活用して、視認性を高めているのがポイントです。
松井証券はトップページの表示速度やスクロール負担の軽減を追求し、使いやすさを向上させたことが評価されました。これによって、昨年からの大幅な順位アップを果たしました。
各業界の貢献
ランキングでは、昨年までは情報通信業界が目立っていましたが、今年は証券・保険や食品・飲料業界からも評価が入り、多様な業界での努力が見られました。これにより、PCサイトと共にスマートフォンからのユーザビリティ向上が進んでいます。
おわりに
トライベックのランキングは、企業サイトのモバイル対応の重要性を再確認するきっかけとなりました。今後も企業がユーザビリティを向上させ、スマートフォンからのアクセスに特化したサービスを提供することが求められます。