緊急脱出ツールの重要性
2020-09-04 15:20:01
交通事故から身を守るための緊急脱出ツールの重要性と効果
近年、自動車事故の頻発により、ドライバーの安全意識の向上が求められています。特に、車両缶詰事故や水没事故における「車中死」は深刻な問題として浮上しており、年間で多くの命が失われています。これを受け、武蔵境自動車教習所では「自動車緊急脱出ツール」の重要性を生徒やその家族に伝える取り組みを行っています。
交通事故は日本国内で毎年約63万件も発生し、その中には約2万件の車両缶詰事故が含まれています。この中で、事故による死亡者の中には、車内に閉じ込められたために命を落とす方も約200人います。さらに、近年の自然災害に起因する水没事故も増加傾向にあり、特に記憶に新しい2019年の台風15号と19号においては、車両が水没する事例が多発し、約6割の死者が車中で亡くなっている状況です。
このような背景を考慮し、国土交通省は2019年11月23日に緊急プレスリリースを発表し、自動車における緊急脱出ツールの搭載を促進しました。武蔵境自動車教習所もこの取り組みに賛同し、自動車緊急脱出ツールの採用に至りました。
選ばれたツールは「消棒レスキュー」で、これにはいくつかの理由があります。第一に、消棒レスキューはJIS:D5716規格に認定されており、安全性と品質が保証されています。また、株式会社ワイピーシステムとHonda Accessの共同開発によるもので、信頼性が高く、他のカーメーカーでも多く採用されています。さらに、消棒レスキューは「グローバルニッチトップ」に認定され、経済産業大臣からも表彰を受けた実績があります。
自動車緊急脱出ツールを搭載していることは、事故や災害に遭遇した際、命を救うための手段となります。特に新型コロナウイルスが影響する現在、避難所の3蜜を避けるためにも、車を利用した避難が求められる場面が多くなります。
開発者である株式会社ワイピーシステムの吉田社長は、「避難時には、車両が事故や水害に遭う可能性があるため、緊急脱出ツールを装備することで、自分や家族の命を守ることができる」と語っています。
このように、自動車緊急脱出ツールの導入が、ドライバーとその家族の安全を高め、重大な事故から身を守るために不可欠であることがわかります。これからも、教育現場での啓蒙活動が一層重要視されていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社武蔵境自動車教習所
- 住所
- 東京都武蔵野市境2-6-43
- 電話番号
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