新たな子育て環境を目指す能美市
石川県能美市が、母子モ株式会社が提供するデジタル化支援サービス『子育てDX』の「乳幼児健診サービス」を正式に導入しました。この新しいサービスは2023年3月から運用を開始し、地域の子育て支援制度の充実を図るものです。能美市は、デジタル技術を活用し、親や保護者がより安心して子どもを育てることができる環境作りを目指しています。
『母子モ』と子育て支援
能美市では、すでに2022年8月から、母子手帳アプリ『母子モ』を利用した子育て支援を行っています。このアプリは『はぐはぐ』という名称で親しまれ、妊産婦や子どもの健康データの管理、予防接種のスケジュール管理、育児に関する様々なアドバイスを提供しています。2024年1月には、『子育てDX』の「小児予防接種サービス」も導入予定で、さらなる利便性向上が期待されています。
便利なデジタル手続き
新たに導入された「乳幼児健診サービス」では、4か月児健診、7か月の離乳食教室、10か月児相談、1歳3か月の幼児食教室、1歳8か月児健診、3歳6か月児健診に必要な手続きがデジタル化されます。これにより、保護者は各健診の際にアプリを通じて問診票の記入や健診結果の確認が可能になり、手続きが簡便になります。また、場所や時間を問わずアクセスができるため、育児に忙しい保護者には大きな手助けとなるでしょう。
環境整備の重要性
能美市は「安心して子どもを産み育て、子育ての喜びを実感できるまちづくり」を目指し、次代を担う子どもたちの健やかな成長をサポートするための様々な施策を展開しています。デジタル化を進めることで、保護者が安心して子育てに集中できる環境を整備し、地域コミュニティにおける生活の質を向上させることが期待されます。
子育て支援の未来像
能美市の取り組みは、2030年までに妊娠から子育て期に必要な情報を提供し、保護者や自治体、医療機関の手間を減らすことをビジョンとしています。『子育てDX』によるサービスの強化は、保護者の不安や負担を減少させ、より安心して育児を行える環境を地域で共創していくことを目指しています。
無料で利用可能なサービス
このアプリ『母子モ』は月額料金が無料で、育児や仕事が忙しい家庭にとって強力なサポートとなる機能が豊富です。援助を必要とする子育て世帯が、より良いサービスを受けられるように工夫が凝らされています。
アクセスと利用方法
『母子モ』はApp StoreやGoogle Playでダウンロード可能です。また、詳細情報は公式ウェブサイト(https://www.mchh.jp)で確認できます。能美市の子育てサポートの一部として、すべての世帯に向けた情報提供が行われ、今後もさらなるサービスの充実が図られます。
能美市の子育て支援のデジタル化は、地域社会全体で子どもと保護者を支え合う新しい仕組みを生み出し、未来の子育て支援のモデルとなることが期待されます。