国際交流の拠点『ASEAN HOUSE』が東京亀戸に開設
東京で多国籍な人たちが暮らす場所として注目を集めているシェアハウス、『ASEAN HOUSE』が新たに東京亀戸にオープンしました。このシェアハウスは、東南アジア出身の人々と日本人が共に生活する場であり、文化交流を促進することを目的としています。
ASEAn HOUSEとは
『ASEAN HOUSE』は、日本に暮らす東南アジア人のニーズを考え、「外国人も暮らしやすい社会を創る」というビジョンのもと設立されました。すでに認知されている中野店に続き、亀戸店が新たに開設され、多国籍な居住者が共に生活し、学び合う環境を提供しています。
東京亀戸店の魅力
新しい亀戸店は、東京都江東区に位置し、アクセスも良好です。JR中央・総武線の亀戸駅から徒歩7分、都営新宿線の西大島駅からは徒歩4分という便利な立地で、多くの人が利便性を享受できる場所にあります。
このシェアハウスは、7カ国から集まった100人以上のボランティアの協力によってリフォームされ、2021年12月11日にグランドオープンしました。内部には合計4部屋が備えられており、ドミトリータイプと個室が選べるため、様々なニーズに対応しています。
- - 家賃:ドミトリー(2or3人部屋、約15㎡):¥27,000〜、個室(約7㎡):¥50,000〜。(光熱費は別途¥7,000/月)
- - 設備:家具や寝具、WiFiが完備されており、保証人は不要です。
入居者は多種多様で、インドネシア人エンジニア、ミャンマーの農業従事者、ベトナムの飲食店従業員など、東南アジアの人々だけでなく、日本人の起業家や学生も共同生活を楽しむ環境が整っています。
交流スペースの充実
リビングやテラスは、入居者同士が交流できるスペースとして設計されています。特に、リビングから見えるスカイツリーは東京の美しい景色を楽しむことができ、互いの文化を理解しながら様々なつながりを築く場となっています。
また、DIYイベントなどを通じて、国境を超えた楽しい体験を共にし、相互理解を深めることができます。これもまた、ASEAN HOUSEの大きな魅力の一つです。
設立の経緯
このシェアハウス設立の背景には、代表の佐々翔太郎の体験があります。彼はミャンマーで会社を経営していた際、日本で働くことを希望する多くのミャンマー人と出会いました。しかし、日本に戻ってみると、実際には多くの外国人労働者が困難な状況に置かれていることを知り、ショックを受けました。
彼は、日本と外国人の距離を縮めるための手段として、シェアハウスの可能性を考えました。海外で生活したことから得た経験をもとに、日本で同様の環境を整えたいという思いが、ASEAN HOUSEの設立へとつながりました。
これからの展望
『ASEAN HOUSE』は、外国人が安心して暮らし、スムーズに働ける環境を提供することを目指しています。今後も、定期的に交流イベントを開催し、文化理解や友情を深める機会を増やしていく予定です。また、教育機関や法人の寮としての利用も想定され、さらなる展開が期待されています。
この新たな拠点は、文化の垣根を越えて人々が共に成長し、未来へとつながる架け橋となることでしょう。ASEAN HOUSEが日本における国際交流の大きな一歩となることを期待しています。