名古屋大学との連携:起業家育成プロジェクト「Tongali」
ビザスクが、東海地域の名古屋大学を中心にした16の大学や機関による起業家育成プロジェクト「Tongali」と連携しました。このプロジェクトは、学部生や大学院生、さらには教職員が対象となっており、次世代の起業家を多面的に支援することを目的としています。
起業家育成の背景とコンセプト
「Tongali」は、2021年に始まった取り組みで、アカデミアから生まれるスタートアップの創出を期待しています。社会や経済に大きな影響を与えるようなポテンシャルを持つ事業を生み出すことが目的で、質と量ともに充実した支援を行っています。ビザスクは、世界190カ国で約67万人が利用するナレッジプラットフォームを運営し、新規事業の開発やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業や団体と、各分野の専門家をマッチングしています。
近年、大学発のベンチャーや産学連携が進んでおり、ビジネスフィールドにおける研究成果の応用が活発になっています。これに応じてビザスクも、教育・研究機関との接点を増やし、実践的な知見を得る機会を提供しています。
今回、Tongaliとの連携によって、GAPファンドプログラムに選ばれた研究者に対し、ビザスクのスポットコンサル「ビザスクinterview」の利用権が与えられ、事業ブラッシュアップを支援します。
支援内容と利用者の声
令和5年度プログラムでは、名古屋大学や豊橋技術科学大学などを含む東海地域の大学から、30名の研究者が対象となります。各研究者に対し、国内外で合計3回のインタビューが可能で、様々な事業化に関する調査を専門家からの意見を通じて行うことができます。これにより、研究者は市場ニーズや可能性を精査できる貴重な機会を得ることができます。
国立大学法人の名古屋大学 藤井慶輔准教授は、「スポーツエンターテインメント領域でのニーズに対して、ビザスクのサービスを活用して直に意見を聞けたことが大変有意義であった」とコメントしています。アカデミアと産業界の繋がりが強まる中で、リアルなビジネス視点に触れることは、多くの研究者にとって新たな扉を開くことになるでしょう。
将来に向けたビザスクの取り組み
ビザスクの代表取締役である宮崎雄氏は、この連携を通じて参加者達が多様な視点と知見を取り入れ、自らの事業を早期かつ確実に成長させる手助けができることに期待を寄せています。今後も教育機関やスタートアップと連携し、日本の起業エコシステムを支える役割を果たしていく考えです。
まとめ
「ビザスクinterview」は日本最大規模のスポットコンサルティングサービスとして、業界経験豊富な専門家と短時間で接触できる機会を提供します。新規事業の立ち上げや市場調査を行う際にも、迅速かつ精確な情報の取得をサポートします。若手起業家育成プロジェクト「Tongali」との協働により、東海地域の起業環境がさらに充実することが期待されます。