アールシーソリューションによるBCP-PREPの新機能発表
アールシーソリューション株式会社は、東京都新宿区に本社を置くIT企業で、事業継続計画(BCP)の効果的な策定と運用を支援するサービス「BCP-PREP」の新たな機能について発表しました。この新機能は企業が災害時の対応を向上させるためのもので、効率的なBCP運用に向けてさらなる利便性を提供します。
新機能の概要
アールシーソリューションは、BCP-PREPにおいて2つの主な機能拡充を予定しています。これにより、災害発生時の初動対応から全体の管理まで、幅広く効率化を図っています。
初動対応進捗の可視化強化
新しい初動対応機能は2024年にリニューアルされ、これまでの管理者向けのチェック項目のみに限らず、現場での行動も含めた進捗を反映できるようになります。このリニューアルによって、現場で行われた初動対応の進捗状況を集計し、対応完了までの目標時間を設定することが可能になる見込みです。
この機能は、災害発生後の対応スピードを向上させ、各行動の優先順位を最適化することにも寄与するため、企業はより効果的な初動対応が期待できます。
全項目一括登録機能の実装
現在、BCPの設定には複数のファイルを扱わなければならず、そのために生じる作業負担やミスが課題として挙げられています。これを解決するため、全項目を一つのExcelファイル内で一括登録できる新たな仕組みが開発中です。
この機能により、登録作業が効率化され、管理も一元化されます。企業はスムーズにBCPを導入することができるようになるでしょう。こうした機能は、事業継続計画を必要とする企業にとって非常に重要な要素となります。
会社情報
アールシーソリューション株式会社は2002年に設立され、その後もさまざまな災害対策のアプリを開発してきました。例えば、2010年には緊急地震速報通知アプリ『ゆれくるコール』、2011年には降水予測アプリ『あめふるコール』などがリリースされています。更に、2014年からは訪日外国人旅行者向けの災害時の情報提供アプリ『Safety tips』なども展開し、近年では多言語対応の災害情報配信サービス『防災クラウド』を運営しています。
最新の事業継続マネジメント支援アプリケーション『BCP-PREP』は、2023年にリリースされ、企業が災害に備え、社会全体の安心に貢献するためのシステムとして注目されています。
まとめ
BCP-PREPの新機能は、企業の事業継続計画をより効率的に支援することを目的としており、初動対応の可視化や登録作業の効率化を実現するものです。多くの企業がこのサービスを活用することで、災害時の迅速な対応が可能となり、安全性が向上すると考えられています。アールシーソリューションは今後も、ITを駆使して社会の安心に寄与する取り組みを続けていくでしょう。