元メガバンクCFOがスタートアップに参画
日本が誇るスタートアップであり、金融包摂型のFinTechサービスを提供するGlobal Mobility Service株式会社(GMS)が新たな一歩を踏み出しました。前三菱UFJフィナンシャル・グループのグループCFOを務めた米花哲也氏が、GMSの会長に就任したことが発表されました。これにより、GMSはさらなる成長と拡大を目指すとしています。
米花哲也氏の経歴
米花氏は1986年に三菱UFJフィナンシャル・グループに新卒で入り、その後、執行役員や常務執行役員、専務執行役員として様々な業務に従事しました。特に財務や経営企画の分野で重要な役割を果たし、最終的には同社の代表執行役専務としてグループCFOを務めてきました。長年の経験を経て、彼がGMSに加わることには大きな意味があります。
GMSの目指すところ
GMSは、これまで「真面目に働く人が正しく評価される仕組みを創造する」というビジョンのもと、アジアの4か国で貧困問題や雇用創出に取り組んできました。これまでに約9億キロの総走行距離を記録し、デフォルト時の損失率はわずか1.14%という優秀な成績を収めています。しかし、事業化後における融資組成額は約400億円と、申し込みの15%にとどまっています。この状況を打破するためには、審査通過率を向上させる必要があるとされています。
経験を活かす米花氏
米花氏は、これまでの豊富な経験を生かしながら、GMSのビジョンを実現させるための施策を推進する予定です。彼は「頑張る人が報われる世の中を作る金融の仕組みを創りたい」と意気込みを示しています。また、金融業界との連携を強化し、革新的なアプローチを追求することが不可欠だと考えています。
中島徳至CEOのコメント
GMSの代表取締役である中島徳至氏は、「米花氏は長年にわたり蓄積してきた知識とリーダーシップを持っており、私たちのビジョンの実現において不可欠な存在です」と高く評価しています。彼の専門性が加わることで、ファイナンスの持続可能な発展を図りつつ、信用補強を進めていくことが期待されています。
GMSのビジネスモデル
Global Mobility Service株式会社は、金融包摂型のサービスを展開し、14億人を超える貧困層や低所得層の信用創造を目指しています。ここでのビジネスモデルは、SDGsの達成にも貢献するものであり、日本国内外で特に評価されています。GMSの取り組みは、従来の融資やリースの審査に通過できなかった層に、新たなチャンスを提供することを目的としています。
これにより、真面目に働く人たちがより良い生活を送れるようにサポートし、多くの人々の生活向上に寄与する仕組みを構築しています。
まとめ
米花氏のGMSでの新しい役割は、金融包摂型 FinTechサービスの成長にとって重要なターニングポイントとなるでしょう。我々は今後のGMSの展開に注目し、彼のリーダーシップのもとでどのように進化していくのか、その成果に期待を寄せています。