イノシシガードシリーズがもたらす新たな解決策
イノシシの侵入によって、農作物や管理施設が脅かされる問題は深刻です。特に、農家やゴルフ場の管理者は連日のようにこの害獣との戦いを強いられています。その中で新たに登場したのが、「イノシシガードシリーズ」です。この製品はイノシシの習性を徹底的に研究した結果生まれたもので、その侵入防止率は驚異の100%を誇ります。
開発の背景
このシリーズの開発は、2012年から始まりました。農業に従事し、さつま芋やじゃがいもを栽培していたある農家にとって、2015年にイノシシによる初の被害が発生します。それまで設置していた柵に対してイノシシは容易に侵入し、作物を食い荒らしました。この経験から、より効果的な侵入防止策を講じる必要性が浮き彫りになりました。全国の中山間地域での同様の被害に対しても貢献したいという思いが、この新たな製品の開発を促したのです。
イノシシガードシリーズの特長
この侵入防止柵は、「非完全固定」タイプであるため、設置と撤去が非常に簡単です。設置時間はわずか3分から5分程度で、特別な固定具を必要としません。また、2021年には特許も取得。実際の使用でも、その効果は実証済みです。鹿児島県内で実施されたトライアルでは、ミカン畑や建築資材会社の敷地内での導入が行われ、全ての現場で侵入が確認されないという結果が出ています。
2024年の新サービス
2024年12月からは、これまでの販売に加えレンタルサービスも開始される予定です。このサービスは、部分的な設置やユニット数の変更に柔軟に対応できるため、個人やゴルフ場、道路管理者など多様なニーズに応じることが可能です。レンタルプランはユニットごとに月額料金が設定されており、コストをゼロに抑えることができる点も大きな魅力です。
- 価格:4,400円(税込)
- レンタル:330円/月(税込)
- 価格:6,930円(税込)
- レンタル:495円/月(税込)
会社の取り組み
このイノシシガードシリーズを展開するアムザス株式会社は、長島町に本社を置き、2012年に創業しました。農業だけでなく、様々な事業を展開しており、地方創生にも力を入れています。また、イノシシ被害対策としてのこの新規事業は、地域特産品の保護だけでなく、全国的な農業課題に対する解決に向けた活動でもあります。
結論
イノシシの脅威にさらされている農業従事者や施設管理者にとって、「イノシシガードシリーズ」はまさに福音ともいえる存在です。手軽に扱えるこの新しい柵を活用することで、更なる農作物の安全を守ることができるでしょう。今後のレンタルサービス開始により、より多くの方々の課題解決に貢献できることを期待しています。