ジールの新サービスが三菱商事のデータ基盤に採用
株式会社ジールが、三菱商事グループが進めるデータ基盤「DATA SMART」において、自社のオープンデータ提供サービス「CO-ODE」が採用されることとなりました。この採用は、三菱商事のデータ分析を一層高度化し、グループ全体でのデータ活用を促進することを目指しています。
三菱商事のデータ基盤「DATA SMART」とは
三菱商事は、連結では約1,300社を抱え、従業員数は約8万人に及ぶ、壮大なビジネスを展開している企業です。「DATA SMART」はその中核をなすプロジェクトであり、各社が持つデータを統合的に活用し、データのサイロ化を解消することで、さらなる価値創出を目指します。この取り組みにより、データの横断的利用が可能になり、社会課題解決に向けた新たなビジネス機会を創出することが期待されています。
「CO-ODE」の機能と利点
ジールの「CO-ODE」は、国や自治体が発信するオープンデータを効率的に加工し、企業が利用しやすい形で提供するサービスです。オープンデータはそのままでは解析が難しいことが多く、データ分析担当者の手によって加工や更新が必要ですが、「CO-ODE」を導入することで、この負担を軽減できます。自社データとオープンデータを組み合わせることで、企業はいっそう深い分析や将来予測を行えるようになります。
三菱商事のコメント
三菱商事のデータドリブン経営推進を担当する吉森翔平マネージャーは、「DATA SMARTは中期経営戦略2024で掲げるMC Shared Value(共創価値)を実現するため、データ面からの総合的な支援を行うものです。CO-ODEを活用し、グループ全体でデータの一元化を図ることで、さらなるビジネスチャンスを生み出していきたい」と述べています。
ジールの今後の展望
ジールは、データ活用の分野で30年以上の経験を有し、その知見を活かして企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するパートナーとなることを目指しています。すべての人々がデータの恩恵を享受できる社会の実現に向け、さらなるイノベーションを追求していきます。
株式会社ジールの概要
東京都品川区に本社を置くジールは、デジタルトランスフォーメーションに必要なサービスを一貫して提供する会社です。クラウド型データ分析基盤「ZEUSCloud」や、DX人材育成支援プログラム「ZEAL DX-Learning Room」、AI系SaaS「STORYAI」など、多様なソリューションを展開しています。アバントグループの100%子会社として、技術と専門性を駆使してクライアントのニーズに応えていきます。これからの展開にも期待が寄せられています。