スタートアップ電話事情
2023-11-14 14:00:02
スタートアップ企業の電話システム事情。新時代の働き方にどう適応している?
スタートアップ企業における電話システムの変遷
新型コロナウイルスの影響により、働き方やビジネス環境は大きく変わりました。特にテレワークが普及する中で、企業の固定電話の利用状況も変化しています。今回は、最近の調査結果を基に、日本のスタートアップ企業がどのような電話システムを導入しているのかを見ていきます。
調査の概要
株式会社ジェイドコーポレーションは、最近設立されたスタートアップ企業の経営者に対して「スタートアップ企業の電話システム」に関する調査を実施しました。この調査は2023年7月26日から27日の日程で行われ、1,000名の経営者が対象となっています。このデータから、企業が直面している問題や、その解決策について明らかにしていきたいと思います。
現在の電話システムの導入状況
調査結果によると、参加した企業のうち約7割が従来型のオンプレ型PBXを導入していませんでした。具体的な導入状況は以下の通りです:
1. 従来型のオンプレPBX:31.3%
2. 社用携帯電話で運用:29.0%
3. 個人の携帯電話使用:18.2%
4. クラウドPBX:17.8%
5. 電話システムがない:4.7%
これを見る限り、約6割の企業がPBXを導入していないことがわかります。特に、固定電話の必要性に疑問を感じている経営者が多いようです。これに対し、クラウドPBXは特にテレワーク企業において利便性が高く評価されています。
導入理由について
次に、企業がどのような理由で現在の電話システムを選んでいるのかを調査しました。オンプレPBXを選んだ理由は、「定番の電話システムだから」という意見が52.1%を占め、次いで「品質が良いから」が34.8%でした。一方で、クラウドPBXの選定理由は、場所を選ばずに使用できる点やコスト面のメリットを挙げている経営者が多く、テレワークに適した選択肢となっています。
会社の電話番号を持たない企業の実態
調査では、会社の電話番号を持たない理由にも注目しました。その結果、最も多かった理由は「携帯電話で十分だから」で37.4%に達しました。さらにコスト面や、適切な電話システムの選定に困っている経営者も多く見られました。また、会社の番号を持たないことによる不便さも指摘されており、具体的には「電話の取り次ぎができない」「取引先から信頼が得られにくい」といった問題が浮かび上がりました。
今後の展望
興味深いことに、今後会社の電話番号を新設する予定のある経営者は約40%もいました。今後導入したい電話システムの特徴としては、「低コスト」「スマホでの利用」「テレワーク対応」が挙げられ、コストを抑えつつもフレキシブルな対応を求める声が多いことがわかりました。
まとめ
今調査から、スタートアップ企業における電話システムの実態が明らかになりました。約70%が従来型のオンプレ型PBXを導入していない中、スマホやテレワーク対応のクラウドPBXの需要が増えていることがわかります。企業の電話システムも、働き方の変化にしっかりと適応していく必要があるでしょう。適切な電話システムの導入を検討している企業にとって、今後の選択肢は多岐にわたるはずです。自社のニーズにあった最適なシステムを見極めていきましょう。
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会社情報
- 会社名
-
株式会社ジェイドコーポレーション
- 住所
- 東京都新宿区新宿5丁目9-12 IDO Shinjuku 3F
- 電話番号
-
03-4590-8114