新しい葬儀の形
2023-05-12 04:00:01

田村淳が考える新しい葬儀の在り方と遺書の重要性

タレント田村淳さんが、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)のフューネラルアンバサダーに就任したことが話題になっています。彼はコロナ禍にお母様を亡くした経験を通じて、新しい葬儀についての意識を広めています。

田村さんの新たな取り組みの一環として、彼が全葬連の役員とともに進めたWEB動画があります。この動画では「人の死への向き合い方」や「故人の送り出し方」といったテーマについての対話がなされています。通常、ネガティブに捉えられがちなこれらのテーマを、田村さん自身のエピソードを交えてポジティブに考えるサポートをしています。

特に2020年に亡くなった母・久仁子さんの葬儀プロデュースの経験から、田村さんは「死に方」や「仕舞い方」は個々に異なり、それが自然であるとの考えを示しました。彼は「もし母の葬儀を参考にしたいのであれば、真似しても良いし、私自身の生き方、死に方を持っていても良い」と述べ、葬儀の形が多様であることの重要性を強調します。

葬儀の縮小化や直葬の増加が進む中で、田村さんは「最期のお別れ」をする文化が薄れつつある現状を憂い、「葬儀は単なる弔いではなく、家族や友人が集まって故人を想い、人生を考える大切な時間である」との観点を示しました。また、彼は「死生観は人それぞれであり、不確実な時代だからこそ様々な葬儀の在り方が許容されるべきだ」と問いかけています。

母・久仁子さんの葬儀は、田村さんにとって印象深い経験となりました。この葬儀では、彼女自身が選定したお坊さんや食べ物、流す音楽に至るまで細かく指定されていたとのこと。具体的には、花粉アレルギーを考慮して、従来の花を棺に納めるのではなく、家族の思い出の写真を使用したり、出棺時に流す音楽はNHKの大河ドラマ『功名が辻』の主題歌が選ばれるなど、心温まる工夫が凝らされていました。田村さんはこうした思い出の中で、「泣いたり笑ったりしながらも、母の望みをしっかり見届けることができた」と語ります。

また田村さんは、新しい葬儀のあり方を思索する中で「遺書」の重要性についても触れています。彼は、遺書を書くことがモチベーション向上につながるとし、「自分がやりたいことや生きたい方向性がクリアになる」と経験を基に発言。さらに、遺書は一度の作成にとどまらず、人生の変化に応じて何度も書き直すべきものだと提案しています。

彼の母からのアドバイスによれば、「誕生日こそ、家族が亡くなることについて考える良い機会」とのことで、田村さんは父親の誕生日に同様の話をしようと考えています。

このように、田村淳さんの思いと経験を通じて、葬儀について改めて考えることができる機会が提供されています。彼の考えや視点は多くの人にとって、死をネガティブに捉えず、より意味深化のあるものとして接する助けとなるでしょう。動画の公開も、これらのメッセージを広く伝える一助となっています。今後、彼が伝える新しい葬儀の形や生き方が、どれだけ多くの人に影響を与えるのか注目されるところです。

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経済産業大臣認可 全日本葬祭業協同組合連合会
住所
東京都港区港南2丁目4番12号港南YKビル4階
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