シニア世代の自律的キャリア形成支援シンポジウム
令和7年10月16日、オンラインで開催するシンポジウム「自律的キャリアはなぜ難しい?―ミドル・シニアの学ぶ意思をどう引き出すか」では、シニア社員が如何にして新たなスキルを習得し、自律的にキャリアを形成するかの方法について深く掘り下げます。
近年、日本の労働市場は高年齢者雇用安定法の改正により、70歳までの就業機会の確保が企業の義務化されました。これに伴い、高年齢者の戦力化は企業にとって避けて通れない課題となっています。生産年齢人口の減少や、コロナ禍によるデジタル変革は、シニア社員に新しいスキルの獲得を要求する環境を生んでいます。
このような変化に対応するためには、個人の主体的なキャリア形成を支援することが重要です。本シンポジウムでは、リスキリングやキャリア支援に積極的な企業の事例を紹介し、シニア層が自身のキャリアをどうデザインできるかを考えます。
プログラム概要
シンポジウムは、14:00から16:45までの2時間45分にわたって行われ、以下のような内容が予定されています。
基調講演
「自律的キャリアはなぜ難しい?―ミドル・シニアの学ぶ意思をどう引き出すか」
講演者: 小林 祐児 氏(株式会社パーソル総合研究所主席研究員、執行役員シンクタンク本部長)
この基調講演では、シニア世代が直面する課題やそれを乗り越えるためのアプローチについてお話しいただきます。
事例発表
具体的な企業の取り組みとして、以下の3社が実際の事例を発表します。
- - トヨタ自動車九州株式会社
- - 西川コミュニケーションズ株式会社
- - 株式会社三菱UFJ銀行
それぞれの企業でのシニア社員の活用法や、学ぶ意思を引き出すための具体策について伺います。
パネルディスカッション
講演と事例発表の後は、パネルディスカッションが行われます。
コーディネーター: 小林 祐児 氏
パネリスト: 事例発表を行った3社の代表者。
このディスカッションでは、サポートの提供方法や、シニア社員が自ら学び続けるための環境整備について議論する予定です。
参加方法
本シンポジウムはインターネットを通じてライブ配信されます。参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。自律的キャリア形成に興味がある方、企業の人事担当者やシニア社員の方々にとって、貴重な学びの場となることでしょう。参加申し込みは公式ウェブサイトから可能です。
主催・後援
このシンポジウムは、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の主催で、厚生労働省や日本経済団体連合会などが後援しています。人材育成や雇用促進に向けた取り組みが進む中で、高年齢者の雇用機会の拡大を目指す重要なイベントとなります。
お問い合わせ
参加に関するお問い合わせは、高齢者雇用推進・研究部普及啓発課までお願いします。
- - TEL: 043-297-9527
- - FAX: 043-297-9550
このシンポジウムは、今後のシニア世代のキャリア形成支援についての考え方を共有し、未来への道を探る貴重な機会となるでしょう。ぜひご参加ください。