ソアーとOPERA Solutions社が共同で次世代デバイスを開発

株式会社ソアー（以下、ソアー）は、OPERA Solutions株式会社（以下、OPERA Solutions社）と手を組み、次世代デバイスの共同試作を展開しています。ソアーは有機EL（OLED）ディスプレイの製造において独自の膜封止技術を活用しており、今回の試作ではこの技術をフレキシブルデバイスに応用しました。

この膜封止技術は、複雑な形状の部分でも膜厚を均一に保つ特性を持ち、高性能な薄膜を形成できます。この技術の導入により、フレキシブル基板上でのOLEDやペロブスカイト太陽電池といったデバイスの性能向上が期待されており、新たな価値創出が目指されます。

両社は2023年4月にコンサルティング業務委託契約を締結しており、今後の製品開発や新技術の創出を加速するために、双方の技術と知見の融合を図っていく方針です。本試作もその一環として行われ、技術的なシナジーが具体化した成果と言えるでしょう。

また、この試作品は、山形大学の有機エレクトロニクスイノベーションセンター（INOEL）のブースで展示される予定です。展示会は2025年10月14日から17日まで、幕張メッセにて開催されます。興味のある方はぜひ訪問してみてください。

【展示会概要】
日時: 2025年10月14日（火）～17日（金）午前10時～午後5時
場所: CEATEC 2025 @ 幕張メッセ（INOELブース小間番号：6H011）
主催: 一般社団法人電子情報技術産業協会
公式サイト: CEATEC 2025

【株式会社ソアーの情報】
ソアーは有機ELデバイスの開発・製造・販売を行い、特にその薄型で省エネルギーな特性が注目されています。1997年に初めて量産化に成功した有機ELディスプレイは、様々な産業で活用されており、今後さらなる拡大が期待されています。

加えて、ソアーのディスプレイソリューションでは、機構設計やUI開発など幅広いサービスを提供。約30年の実績を重ねた確かな技術と経験が、大きな強みです。
また、ODM/OEM/EMS事業を展開しており、様々な機器の製造に対応可能。自社開発した自動機の販売も行っています。

これからのソアーとOPERA Solutions社の協力による新たな技術開発に、目が離せません。今後の取り組みにも、期待が高まるばかりです。