浅煎りコーヒーの新しい楽しみ方
2023年3月16日、京都に新たにオープンした『alt.coffee roasters』が話題を呼んでいます。このカフェの最大の魅力は、従来のサードウェーブコーヒーとは一線を画した浅煎りコーヒーの提供方法です。一般的には浅煎りのコーヒーは香りや味が短時間でピークを迎え、その後すぐに変化してしまうことが多いですが、alt.では独自の焙煎技法を用いて、豊かな香りと風味を長時間楽しむことができます。
独自の焙煎技法
alt.の焙煎士は、栄養士としての専門知識を生かし、素材ごとの成分を元にした温度管理を行っています。これは材料が持つ特性を理解し、最適な状態でコーヒーを引き出すためです。オーストラリアでの経験を活かし、気温や湿度に応じた抽出方法を採用することで、コーヒーが冷めてもその美味しさが持続する特別な一杯を実現しました。
ワイングラスで楽しむコーヒー
また、alt.ではコーヒーをワイングラスで提供するという新しいスタイルを取り入れています。この背景には、コーヒーの豊かな香りや風味を最大限に引き出すため、さらには「コーヒー=苦いもの」という先入観を覆したいという意図があります。実際、多くのお客様が砂糖を加えずとも甘さを感じられることに驚いています。
ヴィーガンメニューの充実
カフェ内のフードメニューにも工夫が施されています。alt.の料理は、白砂糖やマーガリンを使用せず、国産の甘酒などの素材から自然な甘味を引き出したヴィーガンメニューが揃っています。季節ごとに厳選した国産食材を使った料理は、栄養士の目線から開発されており、一般的なヴィーガン料理に対する「物足りない」というイメージを覆す美味しさがあります。
豊富なラインナップ
コーヒーメニューでは、エチオピアの原種豆やコスタリカなど、厳選した農家から仕入れた一流の豆が揃っており、人気のフラットホワイトが楽しめます。さらに、各国のドリップコーヒーを飲み比べられる「コーヒーフライト」も人気です。
店舗のデザイン
alt.の店内は、インダストリアルとノルディックスタイルを融合させた独特なデザインになっており、シンプルでありながら遊び心も感じられます。カップ型のペンダントライトがアクセントとなり、コーヒーを楽しむ空間を演出しています。
環境への配慮
alt.では環境に配慮した生産方法を取り入れ、フェアトレードのスペシャルティコーヒーを提供しています。背景には、農家に適正な対価が支払われることで、持続可能な生産や高品質化が期待できるという理念があります。コーヒーを楽しむことで、誰かに優しくなれるような瞬間を提供したいという想いが込められています。
コーヒーに込めた想い
店名の『alt.』は、「alternative」(代替案)を由来としており、新たなコーヒーの選択肢を提供することを目指しています。苦味を感じる深煎りが主流な中で、新しい感動を体験できる場所として、alt.は多くの人々に愛される場所となることでしょう。
その美味しさと新しい体験を求めて、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
店舗概要
名称: alt.coffee roasters(オルト コーヒーロースターズ)
住所: 京都府京都市中京区神泉苑町28-4
オープン日: 2019年3月16日
アクセス: 地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩5分
営業時間: 10:00~17:00(L.O. 16:45)、不定休
公式サイト:
altcoffee-roasters.com