株式会社クエイルが株式会社アピリッツの完全子会社化へ - 地方事業展開の新たな一歩

株式会社クエイルがアピリッツの完全子会社化を発表

株式会社アピリッツは、完全子会社である株式会社クエイルの株式を取得し、子会社化することを正式に発表しました。この動きは、両社間の事業シナジーを最大化し、さらに地方でのビジネス展開を視野に入れたものです。

企業理念に基づくM&A

アピリッツは、「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」というミッションのもと、2000年に設立されて以来、企業のデジタルビジネス変革を支援してきました。そして、今回の完全子会社化は、中期的な成長戦略に基づくものであり、同じデジタル領域で活躍するクエイル社の活用により、売上拡大だけでなく、ノウハウの強化や優れた人材の確保が期待されています。

クエイル社の強みとは

クエイル社は、主にAmazon Web Service（AWS）を利用したクラウド型のWebサービスを展開しており、システムの開発や運用保守も手がけています。特に、鹿児島に拠点を構えている後背地を活かした地域密着型のビジネス展開が強みです。このように、両社の事業内容は高い親和性を持つため、今後の協力体制がさらに期待されます。

将来の展望とシナジー

両社の代表は、相互のミッションを共有し、成長に向けた取り組みを続けていく意向を示しています。クエイル社の代表取締役、池田武尚氏は、アピリッツのビジョンに深く共感しているとし、同社の技術力やビジネスノウハウを学び、生かしていくことを強調しました。

一方、アピリッツの代表取締役社長、和田順児氏も「デジタル人材は不可欠であり、クエイルとの連携は双方にとって有意義なものになる」と述べ、地方での事業展開を通じて、顧客の多様化や採用力の強化を目指していく考えを示しました。