フォーデジット、タイ国立大学と連携しサービスデザイン教育プログラムを提供
日本のデザイン会社である株式会社フォーデジットは、タイのキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)と提携し、実践的なサービスデザイン教育プログラムを開始しました。急速に成長するタイのデジタル経済において、サービスデザインの専門人材育成は喫緊の課題となっています。フォーデジットは、長年の経験と実績を活かし、この課題解決に貢献します。
プログラム概要
このプログラムは、KMUTT建築・デザイン学部(SoA+D)を舞台に展開されます。最初の取り組みとして、11月から12月にかけて、4日間の集中BootCampを実施。その後は3ヶ月間の学習プログラムを検討中です。BootCampでは、人間中心設計(HCD)に基づいた基礎知識と実践的なワークショップを提供。デザインプロセスだけでなく、ビジネスやテクノロジーに関する総合的な学びの機会も設けられます。
プログラム内容
サービスデザインの基礎知識に関する講義とディスカッション
体験型のデザインワークショップ
* フォーデジットメンバーによるフィードバック
提携の背景
東南アジア、特にタイでは、デジタル経済の急成長に伴い、高度なデザインスキルを持つ人材が不足しています。企業は優秀な人材の確保に苦慮し、採用後の育成コストも増加傾向にあります。フォーデジットは、これらの課題を解決するため、自社のノウハウを教育に活かすことを決断。タイの大学との連携を通じて、人材育成と産業の発展に貢献します。
KMUTT SoA+Dについて
KMUTT SoA+Dは、東南アジアを代表する建築・デザイン学部です。2024年の世界大学ランキングでは、タイ国内3位、アジア全体でトップ200にランクインするなど、高い評価を受けています。創造的な教育アプローチと質の高い研究、そして国際的な視点が特徴です。
フォーデジットの取り組み
フォーデジットは、日本や東南アジアでサービスデザイン、ブランディング、顧客体験デザインなどのサービスを提供しています。沖縄では、地域課題解決と人材育成を組み合わせたプロジェクトにも取り組むなど、幅広い活動を行っています。今回のKMUTTとの提携は、これらの経験を活かした新たな挑戦です。
教育事業責任者コメント
フォーデジット教育事業責任者の原田勝行氏は、長年の教育業界経験と海外での業務経験を活かし、このプログラムを推進します。デジタル時代の顧客体験設計の重要性を強調し、社会貢献できる人材育成に意欲を示しています。
フォーデジットについて
フォーデジットは、デジタル領域を中心としたサービスデザインを提供する企業です。日本での実績を基に、アジア各国への事業展開を進めており、世界中でデザイン&テックによるビジネスソリューションを提供しています。
まとめ
フォーデジットとKMUTTによるサービスデザイン教育プログラムは、タイのデジタル経済発展に大きく貢献する可能性を秘めています。このプログラムを通じて育成された人材が、タイの産業を活性化し、サービスデザインの価値向上に繋がることを期待しています。