日本航空(JAL)が、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の指標である「Dow Jones Sustainability Index(DJSI)」のアジア・太平洋地域の構成銘柄に、3年連続で選定されることが発表されました。これはJALの持続可能性への取り組みが高く評価されたことを示しています。
DJSIは、世界の主要企業13,000社以上を対象に、企業活動のガバナンスや経済、環境、社会面の総合的な分析と評価を行うもので、持続可能性の高い企業を選定します。この指標は、企業の社会的責任を重視する投資家にとって非常に重要なESG指数となっています。
JALの持続可能性への取り組みの一環として、松山空港に導入されたeGPUや、100%植物由来のリチウムイオンバッテリー、リユース食器、紙製の歯ブラシなどが挙げられます。これらの取り組みは、航空業界の中でも特に高い評価を受けており、今回の審査でも脱炭素化のためのマルチステークホルダーとの協力、使い捨てプラスチックの削減、情報セキュリティの管理が評価されています。また、JALはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)やTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言に基づく情報開示を行い、顧客関連の項目も高く評価されています。
さらに、DJSI Asia Pacificの選定に加え、JALは「FTSE Blossom Japan Index」や「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」などのESGに関連する株価指数にも継続的に採用されています。これにより、JALは今後もESG戦略を全社で推進し、持続的に社会的・経済的価値を創出することを目指しています。
JALは「移動」を通じた「関係・つながり」の創造を重視し、持続可能な社会づくりに貢献する姿勢を貫いています。これにより、世界で最も愛され、選ばれるエアライングループを目指すという目標に向かって邁進しています。持続可能性へのこだわりは、今後の企業活動においても重要な要素となるでしょう。
日本航空の取り組みは、今後も世界中の航空業界において模範となることが期待されています。持続可能な経営を実現しつつ、顧客との関係を深め、より良い未来を築くために尽力するJALの姿勢に注目です。