海洋プラスチック問題をVRで迫真展開
深海合唱団が贈る新たなアート体験、写真展『海洋プラスチックとわたしたち展』が2024年10月24日からバーチャルギャラリーで開催されます。この展示では、実際に海で回収されたプラスチックゴミが変身した作品を通じて、海洋環境について考えさせられる機会を提供します。
展示の背景
深海合唱団の活動は、海に漂うプラスチックがどれほど深刻な問題かを認識したことから始まりました。実際に参加者がビーチで行う「小さなプラスチックを集める会」では、海に流出するごみの多くが街から出たものであると知り、意識を変えるきっかけとなりました。その中で、ただ集めるだけではなく、再利用へとつなげることが重要だと考え、回収したプラスチックを用いてアート作品を作成する取り組みが始まりました。
展示の目的
本展示は、ほとんどのプラスチックが人間の生活から発生していることを視覚的に伝え、見る人に「何ができるか」を考えさせる機会を提供します。展示されるアート作品は、人々の顔や手にプラスチックの残したものを散りばめたもので、どのように海がSOSを発しているのか、そのメッセージを届ける役割を果たします。
特徴
1. JAMSTECの解説文
展示内には、国立研究開発法人海洋研究開発機構の中嶋亮太博士による「海のSOS!海洋プラスチック汚染とは何か」という解説文も含まれています。これにより、プラスチックの深刻な影響と、私たちがそれにどう向き合うべきかを理解する手助けとなります。
2. VR・AR対応のバーチャル空間
参加者は、いつでもどこでもこの展示にアクセスできる環境が整っています。VRやARに対応しており、従来の展示とは異なり、参加者は自由に空間を探索しながら、アートとメッセージに触れることができます。
3. アップサイクルアクセサリーの展示
海洋プラスチックを活用して作られたカエルデザインのアクセサリーも展示されています。これらの作品には、アップサイクルブランドから寄せられたメッセージも含まれており、環境問題に対するアプローチの多様性を感じさせます。
参加方法
この展示はPCやスマートフォンから無料でアクセス可能です。推奨環境やデバイスが各種用意されており、簡単に参加できます。興味のある方は、ぜひ以下のリンクからぜひご覧ください。
海洋プラスチックとわたしたち展
深海合唱団の活動
深海合唱団は、音楽やアートの力を利用して社会問題にスポットライトを当てることを目指しています。毎年行われるビーチクリーン活動や音楽イベントを通じて、環境保護への意識を広めるためのさまざまな取り組みを続けています。この展示もその一環として、参加者の意識を高めることを目的としています。
私たちにできることをともに考え、行動に移すためのきっかけとして、この展示を楽しんでください。