眞葛ミュージアムVR
2023-03-22 22:15:32

横浜の伝統陶芸をVRで体験!宮川香山眞葛ミュージアムがデジタル化

横浜市に位置する「宮川香山 眞葛ミュージアム」は、明治時代の日本を代表する陶芸作品、眞葛焼の魅力をデジタル空間で体験できる新たな試みとして注目されています。このミュージアムは、近年の美術界からの評価が高まる一方で、一般的な認知度が低い眞葛焼の価値を広めるために設立されました。実際の作品は国内に残っているものが少なく、特に海外への輸出が多かったため、「幻のやきもの」とも言われています。

しかし、アカデミックな側面や美術業界ではその芸術性が再評価されつつあり、本ミュージアムは「知られざる横浜の文化芸術」として、その価値を今まさに再構築しようとしています。デジタル技術を活用した「宮川香山VRミュージアム」では、誰でも無料でアクセスできるコンテンツが用意されており、英語での閲覧にも対応しています。

ミュージアムのVR体験


しっかりとした設計のVR体験では、訪問者は「宮川香山 眞葛ミュージアム」をバーチャルで再現した空間を自由に歩き回ることができます。360度スクリーンでの展示は、実際の作品を間近で感じることができ、館内の様々な展示についての解説も提供されており、合計21点の作品が4Kムービー形式で楽しめるようになっています。

また、フォトグラメトリー技術を使って高精細な3Dモデルとしても作品を鑑賞することができ、これは従来の展示方法では難しかった、作品の裏側を全方位で観察する新しい視点を与えてくれます。特に、眞葛焼の傑作を360°回転可能にしたムービーは、他のミュージアムでの体験では味わえない特別なものです。

眞葛焼の歴史と価値


眞葛焼は、開港したばかりの横浜で初代宮川香山により制作されたやきもので、パリやシカゴの万国博覧会においても高い評価を受けました。多くの作品が海外に輸出され、国内にはあまり現存していないため、今やそのほとんどが国際的な愛好家の手元にあります。そんな幻のやきものを里帰りさせ、常設展示を行っているのがこのミュージアムです。

館長である山本博士は、彼自身のコレクションをもとに特選された名品の展示を行い、その中で宮川香山の作風の変遷や、それに伴う文化的背景についても明らかにしていくつもりです。

ご来館の案内


訪問者は横浜駅から歩いて数分の距離にある、ヨコハマポートサイド地区にて「幻のやきもの」を堪能できます。開館時間は土曜・日曜の10:00から16:00まで、入館料も大人800円、中高生500円と手軽に楽しめる価格設定です。また、小学生以下は無料で入館でき、外国人来客にも配慮したQRコードを利用した多言語翻訳サービスも提供されています。

伝統的な陶芸にデジタル技術を融合させるこの新しい取り組みは、国内外における文化財の鑑賞のあり方を広く提案し、今後ますます多くの人々にその素晴らしさを伝えていくことでしょう。ぜひ、この機会にVRを通じて眞葛焼の独自の美しさに触れてみてください。

会社情報

会社名
株式会社三陽物産
住所
神奈川県横浜市中区長者町9-155
電話番号
045-251-8642

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