アドバンテックがMIBシリーズを発表
アドバンテック株式会社(本社:東京都台東区)は、最新のMIBシリーズに関する情報を公開しました。このシリーズには、NVIDIA Jetson T4000およびT5000、IGX T5000の各モジュールが搭載された高性能ボードが含まれています。特に、GMSL(Gigabit Multimedia Serial Link)カメラとの統合が正式に確認され、AI技術を駆使したロボティクスや自律型ビジョンの分野での応用が期待されています。
GMSLカメラの特性と利点
GMSL技術は、長距離通信や低遅延を実現する特性から、自動車産業やロボティクスにおいて幅広く採用されています。アドバンテックの検証では、MIBシリーズが自律型ロボット、AMR(自律移動ロボット)、ロボットアーム、AI検査プラットフォームなどの用途で、リアルタイムでの画像取得とAI処理をサポートできることが確認されました。これにより、開発者は多様なカメラオプションから、e-con System、Leopard Imaging、ORBBEC、oToBrite、RealSense、SENSING、StereoLabsなどのパートナー企業が提供する2D、ステレオ、さらには3Dカメラを選ぶことが可能です。
MIBシリーズの機能と応用
MIBシリーズは、Jetson T4000やT5000、IGX T5000、IGX T7000といった幅広いNVIDIA AIインフラに対応しています。これにより、開発者はコンパクトな推論からセキュリティ重視のAIワークロードまで、柔軟に対応するエッジAI性能を享受できます。また、ロボティクス向けのNVIDIA NIMマイクロサービスや、NVIDIA Isaac基盤モデル、ランタイムライブラリといった各種開発ツールも活用でき、認識・ナビゲーション・状況把握における高信頼性を確保します。
さらに、MIBシリーズはNVIDIA Holoscan Sensor Bridge(HSB)に対応しており、センサとシステム間での迅速な通信が可能です。これにより、カメラやLiDAR、レーダー、IMUなど複数のセンサがリアルタイムに統合され、高精度の認識能力を提供します。
自律型ビジョンの実現へ
アドバンテックは、産業グレードのシステム設計と既に検証済みのGMSLビジョン、さらにはNVIDIA Jetson Thorの高度なAI性能を組み合わせ、エッジ環境における自律型ビジョンの実現に向けて取り組んでいます。このプラットフォームは、エンジニアの設計やアプリケーション開発における負担を軽減するだけでなく、迅速な市場投入を可能にします。今後の技術革新により、GMSLカメラで実績のあるMIB-741、MIB-742、MIB-735はすでに販売中で、さらなる進展が期待されます。
企業情報
アドバンテックは、1983年に台湾で創設されて以来、40年以上にわたり高品質・高性能の産業向けパソコンを開発してきました。2024年時点で3,000を超える様々なIoT機器を取り揃え、世界26か国で95都市に拠点を持つ企業です。今後も「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AIとIoTを活用したソリューションを提供し続けることを目指しています。公式ホームページにはさらに詳細な情報が掲載されています。