おばけと幽霊に関する調査結果
昨年8月13日に実施された全国高校生を対象とした調査によると、女子高生が「おばけ」や「幽霊」を信じる割合は60.6%に達しました。一方、男子高生の信じる割合は約47.9%でした。この差が意味するものとは何か、調査結果を詳しく見ていきましょう。
女子高生の信じる理由
調査において「信じる」と回答した女子高生の多くは、自らの実体験や周囲の友人の体験に基づいています。たとえば、「金縛りにあった」、「写真に心霊現象が写っていた」といったエピソードが寄せられました。
また、霊感はないものの、「友人が幽霊をよく見かけるから」という理由で信じる女子も多いようです。他にも、「おばあちゃんが霊感が強い」といった親族の影響を受けて信じるケースもありました。
「おばけがいないなら、その存在を示す言葉もないはず」といった観点や「成仏できていない幽霊がこの世に残っている」という意見も多く、化学的に証明できない以上、信じるほうがロマンがあると考える声が多いのが特徴です。
一方で、39.4%の女子高生が「信じない」と回答した背景には、「見たことがない」「怖い」という意見が多数を占めました。「信じる」女子高生も科学的証明がないことからの不安を吐露し、「信じない」派との意見の対立がこの調査全体の興味深い結果となりました。
男子高生の見解
男子高生に目を向けると、信じる割合は47.9%と女子高生よりもやや少なく、「信じない」とする52.1%が多数派となりました。こちらも、「見たことがない」との理由が主流です。ただし、一部の男子高生は次のように考えています。「おばけ・幽霊がいると思うほうが人生が面白い」と、実体験に加えて好奇心からくる意見が寄せられました。
しかし、「自分が怖がらなくてはならないから信じない」との意見もあり、強がり発言が目立つ結果となりました。強気な発言の裏には、心のどこかで抱く不安も垣間見えます。
結論
総じて、女子高生はおばけや幽霊の存在を信じる傾向が強く、実体験や周囲の影響が大きな要因になっています。一方の男子高生の中には、信じない理由よりも「信じたほうが生き生きする」という前向きな理由が見受けられ、興味深い対比が成り立っています。この調査結果から見ると、男子高生は怖がりでありつつ、強がっているのかもしれません。
調査結果は、興味深い発見だけでなく、若者の心の内面を探る手掛かりにもなりました。詳しい結果は【放課後NEWS】の公式サイトで確認できます。
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調査概要
- - 調査期間: 2025年6月17日〜2025年7月2日
- - 調査機関: 株式会社ワカモノリサーチ
- - 調査対象: 全国の現役高校生
- - 有効回答数: 467名
- - 調査方法: インターネットリサーチ
このように、現代の高校生がどのようにおばけや幽霊を捉えているか、非常に興味深く感じられます。