新製品「医療用バイタルセンサ Cyvis M100」について
CYBERDYNE株式会社は、新しい医療機器「小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis M100」の認証を取得したことを発表しました。この製品は、2024年11月27日付で厚生労働省から保険適用希望書を受理したことにより、その利用が期待されています。
CYBERDYNEの取り組み
当社は、医療と非医療分野の相互融和を目指し、「サイバニクス医療健康イノベーション」を推進しています。このビジョンの中で、個々に最適化された健康管理を実現するために、日常的にヘルスケアデータを収集・分析し、その情報をもとにした予防、診断、および治療プログラムを提供しています。Cyvisシリーズは、この取り組みの一部として開発されています。
Cyvis M100は心臓の活動を連続的に監視し、不整脈などの心疾患を早期に検知する機能を備えており、取り扱いがとても簡単です。更に、軽量でコンパクトな設計により、1回の充電で最大10日間の連続計測が可能となっています。このデータはクラウドを通じて統合サイバニックシステムに送信され、遠隔でのモニタリングが可能です。
今後の見通し
この製品は2025年1月1日以降、ホルター型心電図検査に2200点(22,000円)が保険適用されます。ホルター心電図検査は、多様な心疾患の診断に有用ですが、特に心房細動の早期発見は脳卒中の予防において極めて重要です。 心房細動に起因する脳梗塞は特に重症化しやすく、死亡リスクや後遺症の危険が伴います。Cyvis M100の長時間計測機能によって、その早期発見が可能となり、早期治療による予防効果が期待されます。
将来の展望
また、今後も「Cyvis」シリーズでは、心と体のデータだけでなく、脳活動、体温、酸素飽和度(SpO2)、呼吸状態などのデータを段階的に追加していく予定です。当社は、さらなるメディカル・ヘルスケアデータ収集に対応する新たなデバイスの開発にも取り組み続けており、サイバニクス医療技術の進化を追求してまいります。
CYBERDYNEとは
CYBERDYNEは、社会が直面する多様な課題を解決するため、「人」と「サイバー・フィジカル空間」の融合を目指しています。特に、サイバニクス技術を活用したロボット産業の創出にも力を入れ、未来の社会の実現に寄与しています。
この新たなホルター心電計がもたらす影響は大きく、多くの人々の健康維持に寄与することでしょう。今後の展開に大いに期待が寄せられています。
詳しくは、
CYBERDYNEの公式サイトをご覧ください。