天ぷらと妖怪が創り出す新たなアートの世界
福岡市の博多阪急では、7月12日から「てんぷら妖怪展」が開催されます。この展示は、天ぷらと妖怪というユニークなテーマで構成されたアートイベントで、参画しているのは「株式会社HONNOW」の代表でありもののけアーティストの谷村紀明氏です。彼の手によって生み出されたコン“テンプラ”リーアートは、世界的にも珍しく、食材と妖怪の組み合わせが特徴です。
天ぷらの新たな命
展示のコンセプトは、普段はただの食材である天ぷらが、カラッと揚げられて妖怪として生まれ変わることにあります。油の中で踊るように揚げられることで、天ぷらはその姿や形、美味しさを変貌させます。この理念から派生した「てんぷら妖怪」のアートは、見る人々に新しい体験を提供します。
独創的なコラボレーション
本展の背後には、フィギュア造形の世界大会の優勝経験を持つ「KLAMP STUDIO」と、SNSでの人気を集めるカプセルトイメーカー「Qualia」が関与しています。彼らのともに制作したマスコットフィギュアは、リアルな天ぷらそっくりのデザインで、発売直後から話題となり、なんと累計15万個を超えるヒットを記録しています。展示会では、先行再販されるカプセルトイや、屋外では目にできない特別なアートフィギュアも公開されます。
展示内容と日程
「てんぷら妖怪展」では、谷村氏が描く37種類のてんぷら妖怪の原画がキッチンペーパーに描かれ、各々異なる魅力を放っています。さらに、妖怪をテーマにしたTシャツや複製画も販売予定で、訪れる人の目を楽しませることでしょう。また、展示期間の終わりには、新たな食材を用いた第2弾の発表も控えています。
展示会詳細
- - 名称:てんぷら妖怪展
- - 開催期間:2023年7月12日(水)〜2023年7月25日(火)
- - 開催時間:10時から20時(最終日は18時まで)
- - 場所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多阪急7階
- - 詳細リンク:博多阪急公式サイト
未来への期待
今回の「てんぷら妖怪展」を通じて、食材が持つエネルギーと、それが妖怪へと化けるプロセスが多くの人々に体験されることでしょう。谷村さんが手掛ける独自のアートがどのように進化していくのか、今後の展開にも期待が高まります。ぜひ多くの方々に足を運んでいただき、サクサクと揚げられた天ぷら妖怪たちの世界を楽しんでもらえればと思います。