2025年4月1日から3日までの期間、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターで開催される光通信分野の重要な展示会OFC 2025に、石川県に本社を持つ株式会社白山が初めて参加することが決定しました。この展示会は光通信業界の権威あるイベントであり、今年で50周年を迎えます。
白山の展示ブースはJapan Pavilion内の2655番に位置し、最新の技術を駆使した高密度多心コネクタや光電融合技術など、将来の通信インフラを支える製品を紹介します。出展の目的は、次世代の光コネクタ技術を業界関係者に広め、積極的な交流を進めることにあります。特に、NTTが推進する新たな光ネットワーク構想「IOWN」に関する製品や、光実装基板用のコネクタのデモを通じて、主要なクラウドデータセンターの事業者や光トランシーバーメーカーに必要な技術情報を提供することを予定しています。
この初出展の背景には、株式会社白山の30年以上にわたるMTフェルールの開発と製造の実績があり、AI技術の進化とデータセンターの増加により、光通信市場の需要が急増している現状があります。昨年の売上が前年の1.8倍を記録するなど、事業の成長が続いている中で、より大きな市場シェアを積み上げるためにOFC出展を決定しました。世界中の市場でシェア2位を誇る白山は、さらなる成長を目指し、OFCに参加する社員の約1割が営業やマーケティングだけでなく、技術開発の担当者も含まれています。
展示会では、白山が開発した多心光コネクタを中心に、高性能な製品を披露します。業界内でも高い評価を得ており、信頼性と性能において競合と一線を画す製品を展開しています。具体的には、多心コネクタの部品であるMTフェルールや、光電融合技術に寄与する新たな技術についても言及される見込みです。
商談受付については、展示会期間中に予約を受け付け、新製品の導入や技術提携に関する相談も可能です。初めてコンタクトを取る方は、ウェブサイトを通じての問い合わせも歓迎しています。また、メディア関係者に対しては取材を受け付けており、事前に連絡をもらえるとスムーズなアポイントが可能です。
OFCは1975年に初開催された光通信技術における最大規模の展示会で、研究者やエンジニア、業界関係者が集まり最新技術を紹介し合います。今年のテーマは「光通信の未来を切り拓く」であり、多様な次世代技術が発信されます。興味のある方は、公式サイトからの参加登録をお忘れなく。
株式会社白山は、金沢市に本社を有し、MTフェルールの開発に特化したメーカーです。30年以上の経験を生かし、今後もさらなる技術革新と品質向上に努め、世界シェア1位を目指して邁進しています。