高槻市のシェフ、檜尾信吾さんの快挙
高槻市のスペインバルのシェフ、檜尾信吾さんが、最近スペイン・バレンシアで開催された「World Paella Day Cup 2024」において、パエリア部門で見事第3位に輝きました。この大会には、27カ国から集まった44名のシェフが参加し、それぞれオリジナルのパエリアを披露。参加者たちは事前に提出したビデオでの審査やWeb投票を経て、12名が決勝進出を果たしました。
檜尾シェフの経歴
檜尾さんは、ただのシェフではありません。彼は、2022年の国際パエリアコンクールで見事準優勝を果たすなど、日本におけるパエリアの普及とクオリティ向上に尽力しています。また、地域貢献にも積極的で、子ども食堂へのパエリアの無償提供や、令和6年5月には能登半島の復興支援としてパエリアの炊き出しを行うなどのチャリティー活動にも力を入れています。
世界大会への挑戦
今回の大会に出場するにあたっては、徹底した準備が必要でした。一次審査では、檜尾シェフ自身の活動経歴と、大会への意気込みを伝えるための動画を提出。その後、厳しい審査を経て決勝へと進みました。決勝では、和の食材とテイストを取り入れた「和風バレンシア―ナ」を出品。この料理は、スペインの伝統的な「バレンシア風パエリア」に照り焼き風味を加えたもので、特に思い出深い一品です。
決勝の結果
決勝大会は、2回に分けて行われ、檜尾さんは1回戦で牡蠣をベースにした和のパエリアで勝ち抜き、ついに夢の舞台へと駒を進めました。そして迎えた決勝戦では、思い入れのある「和風バレンシア―ナ」が観衆や審査員を魅了。結果、第3位を獲得し、高槻市に栄光をもたらしました。
市長への報告
この偉業を達成した檜尾さんは、和風パエリアの栄誉を市長に報告。市役所を訪れた檜尾さんは、「周囲の皆さまのお力添えによって、この結果を得ることができました。今後も頑張っていきたいです」と感謝の意を示しました。この言葉に、濱田市長も「おめでとうございます。世界大会での入賞は大変名誉なことです」と祝意を表しました。
これからの展望
檜尾さんは、今後もパエリアの魅力を広め、地域貢献活動を続けていく意向を明らかにしています。高槻市から新たな料理文化を発信し続ける檜尾信吾シェフの今後の活躍に、ぜひ注目したいところです。