愛媛のデジタル化を進める『トライアングルエヒメ2.0』、2025年度の新採択企業が決定

愛媛県のデジタル化推進プロジェクト『トライアングルエヒメ2.0』

近年、デジタル技術の活用が進む中、地域の課題解決に向けた取り組みとして、愛媛県とReGACY Innovation Groupが共同で実施している『トライアングルエヒメ2.0』プロジェクトが注目を浴びています。このプロジェクトは、2022年度にスタートし、徐々にその規模を拡大。2025年度には新たに31件のプロジェクトが採択され、愛媛県内でのデジタル実装に向けた活動が活発化しています。

採択プロジェクトの概要

2025年度は、昨年度からの継続採択14件に加え、新たに17件が選定され、合計で31件のプロジェクトが申請されました。これらのプロジェクトは、愛媛県内においてデジタル技術を活用し、地域社会の課題解決に取り組むものであり、地元の事業者や自治体との密接な連携を図りながら進められます。

『トライアングルエヒメ2.0』の目的

このプロジェクトの目的は単なる技術の実装にとどまらず、地域の持続的な成長を促進し、産業の新しい成長を支える“稼ぐ力”の創出を目指しています。新たなフェーズでは、全国の共創拠点との連携や、デジタル企業の誘致、実装成果のマッチングを通じて、地域内外での協力体制を強化することが予定されています。

ReGACYの役割

ReGACYは、このプロジェクトの事務局を務めるにあたり、採択された企業に対して多面的な支援を行っています。具体的には、実装支援費の提供（最大3,000万円/件）、事業開発に関するアドバイザリー支援（知的財産や資金調達、事業設計の指導）、県内外の関係者とのマッチングを通じたネットワーキング支援、広報PR活動の支援など多岐にわたるサービスが提供されています。これにより、地域のスタートアップや事業者がより円滑に事業を展開できる環境を整えています。

応募状況と採択結果

2025年度のプロジェクトには、国内33都道府県を含む幅広い地域から481件もの応募がありました。このように多くの企業や団体が参加することで、愛媛県を中心とした地域課題解決の可能性が広がっています。また、公募の結果、継続的に取り組むべきプロジェクトが選出され、これまでの成果を更に発展させる布石ともなっています。